りぼんスペシャル・夏休み大増刊号(序) | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

りぼんスペシャル・夏休み大増刊号(序)

これまでのびっくり大増刊号からスペシャルになったものの、びっくり感のダウンは否めない。

1004pは前回までとほぼ変わらずなのにねぇ。


◆「プリズムの夢」(彩原その)

次々と起こる衝撃的な展開。

そして、たどり着いた結末で畳み掛けるところに評価大。

絵の個性と想像を絶する物語構築力。
彩原そのは今後期待できると思うが、最近のりぼんが壊滅寸前の状況で、

オリジナルの作品を発表するのは難しいと思うから、週刊少年ジャンプのDNAを取り入れて、

「D.Gray-man」のスピンオフストーリーを彼女にやらせてもらってはどうだろうか。

原作者である星野桂以上にいい仕事をこなしてくれるとおもうよ。

(休載の多さ、ページ数の少なさなど、批判的な意見が出ていることを考えたら)

◆「HIGH SCORE」(津山ちなみ)

この連載も10年でコミックス6巻累計100万部とは・・・


この季節ならではの麗二パパの東北除霊ツアー。

やっぱ普通じゃ済まされなかった・・・。

◆「オオカミラバー」(桃山あんず)

コワもてで有名な大上斗希に告られた伊原由子にぶっ飛んだが、

斗希の不器用ぶりにもぶっ飛んだ。

こんなコワもてなら「傷だらけの仁清」での昔・伝説のヤクザ、今・円城寺家の用心棒の

永井仁清も悪くないかも?

<かつて”ステゴロ仁清”と呼ばれた伝説のヤクザの堅気稼業を描く。


で、これを凌ぐのが生活指導の下田玄吉。
この顔には強烈。

◆「ワタクシサマ」(槙ようこ)

毎号尋常じゃないページ数の「山本善次朗と申します」の最中に飛び込んできた

槙ようこの新作読みきりなんですが、

くだらねぇなぁ~

に尽きます!

1人の転校生・今井ゆりが来たことで災難に見舞われる堀川真奈美の奮闘を描いており、

124pの「じゃあ 真奈美は私のものっ」にはぶっ飛びましたね。

◆「サマータイムラビリンス」(松本夏実)

お正月びっくり大増刊号掲載の「エンジェル▼タイム」、

春の超びっくり大増刊号掲載の「ミラクル☆タイム」に続く時間ネタ。

今回は8月31日がグルグル来る現象に巻き込まれた少女・時川夏乃のお話を描いており、

内容も読後感も及第点モノ。良かったです。

(最初の)夏祭りの時の時乃がテンパっているところがとてもイイです!


この作品の中で、松本夏実、今回もまたやってくれました。

冒頭の・・・

夏乃の巫女姿!

そして、3回目のループのときの・・・

浴衣姿!

萌え心をくすぐらせてくれます。

「聖▼ドラゴンガール」以降、女性キャラの衣装にも松本夏実は萌え心をくすぐらせてくれます。

チャイナ服でしょ、フリルでしょ、うさみみでしょ、絶対領域でしょ・・・。

で、今後来るのは競泳用水着?

最近、競泳用水着フェチにはたまらない漫画が話題を呼んでいます。

<言っておきますが、全年齢向けです。内容見てスゴいです。
最近の競泳用水着は機能性を高めたお陰で、胸や局部の形が布地を通してくっきり出ていることから、

漫画のネタにしやすい。なおかつTバックビキニ(ヒモパン)よりエロいです。

Tバックビキニやスク水もいいけど、競泳用水着が出てくるものもイイかも。(って変態か!)

<右京あやねの最新作ですが、こっちも競泳用水着が出てきますが、萌えない・・・。

◆「わがまま姫の約束」(藤原ゆか)

なるほどね。「CRASH」がカラー落ちした理由がスケジュールの都合によるものだとは・・・。


7月7日の七夕の日、王子様願望の強い神楽美小夜の目の前に現れたのは、

美小夜の未来の結婚相手?!

で、オチがひっくり返るくらい仰天でした。

◆「水の島のマリー」(大鳥真子)

ドッペルゲンガーのお話かと思ったけど、救いのあるお話でマジ良かったっス!

絵のバリエーションも進化の証を見せたことで、

大鳥真子もこれからが期待できる人材であることを確信した!

◆「君のかえる場所」(高尾ユリエ)

星名あさが助けた猫(オス)が、イケメンに変身して恩返し。といいたいんですけど、

前半は(ある種)典型的な変態マンガパターンです。

あさが入浴しているところに全裸で現れ、(この時点で不審)

さらに「こい あさ」とベッドで誘惑させる。

でも、後半はあさが、ペットを粗末に扱う無責任な飼い主へ怒りが爆発!した所でボルテージが上がり、

一気に結に結びつく。

ランカシャーレスリングの法則で、テクニックの攻防を繰り広げ、どちらかが先に大技を出したら勝ち。

このマンガはこの法則に沿った展開をしていると思うね。

◆「ハンドinハンド」(岸野奈央子)

いかにも委員長らしい委員長キャラの塚本優絵と、いかにも問題児らしい問題児キャラの荒川奨。

ギクシャクしたもの同士の手が、あるアクシデントによってくっついた?!

放そうとしても放せないドキドキ感のある作品に仕上げてよかったと思う。

ギクシャクしたもの同士が、ある出来事によって特別な感情が芽生えたのはいいことだと思います。

結末、優絵の「これからも 荒川君にさわりたい!」はインパクトがあったぞ。

◆「チョコミミ」(園田小波)

338p、頭がアンドリューの馬に爆笑。

339p、ムムちゃんはワガママなんだからぁ(はぁと)。

◆「アニマル横町」(前川涼)

幼稚園児のスポーティビキニって・・・。

それにしても、こんな顔って芸のひとつになるのか疑問。

しかも、タマリニム男爵って・・・。

◆「お手伝いロボット 創子におまかせ!」(さなせ秋葉)

清純派だった彼女も、ショートに降格とは・・・

お前、今日までダラダラしていたのか?

素質十分なのにショートではもったいない。

なんでベストを尽くさなかったの?


続く。