Will Be 1100万人への道[25]
Jリーグの8月以降の日程が15日(金)18時に発表になる。
この発表を前に横浜Fマリノスが、いち早く”フライング”とも取れる行為をとっている。
それは8月11日(土)日産スタジアムで行われる今年2回目の”横浜ダービー”vs横浜FC戦。
これには深い理由がある。
3月10日(土)三ツ沢球技場(横浜FCホーム)で行われた前回の試合は1-0で横浜FCの守り勝ち。
横浜Fマリノスにとっては昇格組に負けるという屈辱を味わったことから、”報復”に打って出たのだ。
そこで、”報復”の機会が8月11日(土)に行われる今期第2戦の”横浜ダービー”。
今回は横浜Fマリノスのホームで、7万人収容の日産スタジアムで行われることから、
超満員にして横浜FCに恥をかかせようというハラ。
まずは神奈川県内商業地地価トップの繁華街である横浜駅相鉄口のパルナード通りの、
100mおきにある電柱に青・白・赤のトリコロールカラーに模様替えし、マリノス1色にする。
ただこの通りは横浜FC・奥寺会長がなじみの居酒屋があり、その店の付近には横浜FCのクラブ旗が乱立。
トリコロール化はこれにとどまらず、横浜ベイスターズの縄張りにも殴りこむ。
横浜スタジアムに近い中華街中央の関帝廟通りの約300mおきに大型垂れ幕20枚を設置。
横浜の人気観光スポットに設置することで、全国にクラブをPRできる。
次にマリノスがとった手段はステッカー&ポスター作戦。
単発の試合では異例となる約1400万円の宣伝費をつぎ込んで攻勢に出る。
まずは6月9日(土)日産スタジアムで行われた対千葉戦で
「この街には、横浜Fマリノスがある 8.11 横浜ダービー NISSAN STADIUMへ行こう!」の
ガラスなどに貼ってもはがす時に汚れにくい弱粘性ステッカーを配布。
以降、横浜Mの公式ショップ「トリコロール・ワン」(スタジアムショップ店、みなとみらい店)でも配布し、
川崎市、湘南地区以外の神奈川県全域の店頭など目立つ場所での貼り付けて、PR。
(貼り付けは相手の承諾を得てから!)
ポスターも衝撃的なあおり文句で攻めてきた。ポスターの中央に
最後のダービー
といかにも(執筆時)降格圏内にいる横浜FCの2部降格を決め付けたかのようなあおり文句に、
横浜FCサポーターからのクレームが噴出することは避けられない。
すでにファンクラブ会員や年間チケット保有者むけに、期間限定でこの試合の先行半額販売も行われ、
友達を2人誘って見に来て下さい
ってチケット販売強要のネズミ講か?Jリーグ事務局から指摘が来るぞ。
くれぐれも度が過ぎて、横浜Fマリノスがカモメではなく、
ビッグマウスのペリカンにならないことを願う。