【特別編】月刊少年ジャンプ最終号を読んでて感じたこと。
6日に一般発売された月刊少年ジャンプ7月号を購入しました。
<最終号は「クレイモア」のフィギュア同梱。
普段はあんまり買わないが、先日この雑誌が休刊すると聞き、ためらいもなく購入。
今は、この号でTVアニメ化が発表になった「ロザリオとバンパイア」(池田晃久)、
現在日テレの深夜でアニメが放送中の「クレイモア」(八木教広)、
それと「テガミバチ」(浅田弘幸)「魔砲使い黒姫」(片倉・狼組・政憲)「ギャグマンガ日和」(増田こうすけ)
と勢いのある作品が揃っているにも関わらずである。
gooウィキペディア
で調べましたところ、1970年2月に「別冊少年ジャンプ」として創刊し、
’74年に「月刊少年ジャンプ」として月刊化。
ワタクシの記憶が確かならば、「硬派銀次郎」(本宮ひろ志)「ガッツ乱平」(百里あきら)
「あばれ花組」(森伸一郎+押山雄一)に代表される硬派路線。
「キャプテン」(ちばあきお)「わたるがぴゅん!」(なかいま強)「かっとび一斗」(門馬もとき)
「イレブン」(七三太朗+高橋広)「I’ll」(浅田弘幸)に代表されるスポーツもの。
「やるっきゃ騎士」(みやすのんき)「優&魅衣」(あろひろし)「まぼろしパンティ」(高円寺博+永井豪)
「けっこう仮面」(永井豪)「ボクの婚約者」(弓月光)に代表されるお色気&ラブコメもの。
「快傑蒸気探偵団」(麻宮騎亜)「鬼神童子ZENKI」(谷菊秀+黒岩よしひろ) 「エンジェル伝説」(八木教広)
不定期だが、秋本治が「こち亀」と平行して執筆した「Mr.Clice」
といったエンタテイメントものと、バラエティに富んだ作品群で歴史を築いてきましたが、
出版不況の波に勝てず、休刊は痛々しいものである。
’89年には140万部だった発行部数が、’06年度は約40万部に落ち込んだ。
「ロザリオとバンパイア」の50pの柱のところで、涙が出ました。
マンスリージャンプ
MJ育ち。
それを誇りに頑張っていきます。
と、愛する”我が家”が失っていくことに、心を打たれました。
今のりぼんの漫画家は池田晃久のコメントのように、
育ててもらっている(もらった)雑誌に対する愛情や誇りはあるのか。
そういった気質がないから、売りの漫画がだらしなくなるということを。
でも、サヨナラは悲しいことじゃない。
この秋、集英社は月刊少年ジャンプの後継誌を準備しており、
「ロザリオとバンパイア」「クレイモア」「テガミバチ」「ギャグマンガ日和」は
週刊少年ジャンプに期間限定・月イチで”間借り”し、後継誌に連載を継続するとのこと。
片倉・狼組・政憲の場合は特殊。「魔砲使い黒姫」は新雑誌のHPでのWeb連載という形で継続しつつ、
新雑誌の誌上で新たに新連載を開始するそうだ。
新雑誌で捲土重来(けんどちょうらい)を願うばかりです。
追記:この号で「ロザリオとバンパイア」が今注目を集めるアニメ製作会社・GONZOの手で
来年2008年にTVアニメ化がアナウンスされましたが、
もっと盛り上がるためにりぼんでもヒロインたちに焦点を当てた漫画を連載すべしだと思う。
ここ最近の男性向け少女漫画誌が流行していることを考えたら、りぼんにもこの手のジャンルは必要。
双方にとってメリットは大きいと思うし、ファン拡大につながる。
(原作者の池田晃久の承諾を得ることが前提条件だが。)
いかがなものか?!