ぶっちゃけ、時代劇ではないっス。
「TRICK」でばんなそかな?!な世界を展開した堤幸彦&阿部寛のコンビが
夢枕獏を巻き込んで(?)作り上げた「大帝の剣」を見ました。
地球に降ってきた金属「オリハルコン」で作り上げた三種の神器をめぐる争奪戦に巻き込まれた
”大帝の剣”を持つ猛者・万(よろず)源九郎の冒険活劇なんです。
が、
この映画、ぶっちゃけ・・・
なんでもありです。
徳川幕府が誕生して数十年の世界を設定しているにもかかわらず・・・
宇宙人が出てきます。
無論、
宇宙船も出てきます。
さらに、あの・・・
竹内力が特殊メイク姿で怪演。
この怪演ぶり、「真夜中の弥次さん喜多さん」以来の衝撃。
この映画、よほどイッちゃってます。
チープでB級ノリを売りにする堤幸彦だからできた映画でしょう。
(VFXは足りなかった部分を補う意味で)
笑いを増幅させる江守徹の合いの手的語り、
もう1つの人格に豹変する瞬間のハセキョー、
今回は俳優でハッスルのクドカン、
(ちなみに「池袋ウェストゲートパーク」では脚本担当でブレイク)
杉本彩や六平直政も、堤監督の波長にピッタリ合う演技をしてくれたし、
も~大変なくらい”くだらスゴい”作品に仕上げてくれました。
「陰陽師」と同じ作者の作品だから・・・と思って見た人間は、痛い目にあうことになるだろう。
康芳夫もビックリだよ!