超びっくりお正月大増刊号(中編) | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

超びっくりお正月大増刊号(中編)

続き。


◆「愛しいあなたへ」(雪丸もえ)
’06年NEW漫画スクールで最高賞であるりぼん賞を獲得した雪丸女史の2作目。

教師と生徒の許されない恋愛をストレートに描いており、絵も話も問題なし。

せっかく最高賞を獲得した漫画家なんだからさぁ、’07年は正念場。

もっと活躍してもらわなきゃヘタレになるでぇ。

◆「夜明けに太陽」(中野さや)

不登校児の再生を描いたこの作品。

ギザキターーーー!!!

透明感あふれる絵柄とストーリー性の高さにシンクロされ感涙。
いじめで悩んでいる読者は是非とも読んでもらいたい。

◆「晴れときどきチロ」(中村ちま)

何で最近の漫画家は、こんな歯ばっかり書くんだろ。

加々美絵里だってこのクセを治すのに大変だったんだから。


それ以外のところはデビュー作よりかなり改善された模様なんだけど、

20pはかなり少ないんとちゃいますかね?(なぜか今号は20p台のものが多いが。)

小技の効いたギャグも秀逸。

◆「エンジェルタイム」(松本夏実)

「時をかける少女」を彷彿とさせる(連想ではない)最高のジュブナイル作品。

全てにおいて否なし。

でも、327p1コマ目の千香の歯はどうかと思う。(「晴れときどきチロ」の所参照)

この作品の影のMVPは原田紗月。

千香の髪の匂いを嗅ぎにいく(328p)し、体育の授業のブタトスといい(334p)、

ある意味、変態です。

ここんとこファンタジー物が続いており、’07年は違うジャンルに挑んで更なる挑戦を願いたい。

りぼんオリジナル’05年10月号掲載の「プリンセス☆戦争」(RMC「アリスから魔法」2巻収録)は

挑んだジャンルが新鮮で(女装少年も入っていたが)、個人的にはとても良かったので、

今度はエロ仕立てのラブコメに挑んでみては。

 最近の週刊少年ジャンプが、ノロウイルスならぬ、エロウィルスに侵されているので、

 (「いちご100%」のパンチラ、「ToLOVEる」の乳首、「重機人間ユンボル」での手の込んだチンコ ・・・)
 しまいにゃ集英社がエロウイルスに感染してもおかしくない。

松本夏実は弓月光(’68年第1回りぼん新人漫画賞最初の準入選受賞者!)の作風を継承したほうがいい。

それには彼女の生い立ちに関係がある。

彼女の頭のイメージにあるのが、幼稚園時代に初めて出会った70年代後半から80年代のりぼん

彼女だって、70年代後半から80年代のりぼんが持っていたエネルギーを取り戻そうと必死に頑張ってます。

それを批判するのはどうかと思う。

 有害掲示板での「りぼんの漫画家(とその名前)が嫌いな人」関連のスレ見てみ。

 基本的人権の尊重を全く無視した不当な人権差別・就業差別のオンパレードやで。

 (松本夏実に限らず、渥美理絵、樫の木ちゃん、北沢薫、武内こずえも不当差別の対象に!)

 君たちが思っているほど辛い下積みが長い漫画家を何故叩くのか理解できない。

 漫画家だって給与所得者です。無論生活がかかってますから。

 生活源が断たれたら、君たちが嫌いな漫画家の生活保護費用出してくれますか?嫌だろうな。

 スレに書き込みに来る人間全員、何も出来ないチキン(臆病者)は刃物を持ったキチガイ以下なり。


ま、松本夏実のよさなんて、頭の悪い下等生物には解らないだろ。

※特に引きこもりのceresと桜井ぽんずは「森を見て 木を見ず」(=作品の本質を知らない)で、

 松本夏実に対し好き勝手悪口暴言(批判とはいえない位)言いたい放題。

これを機に「聖ドラゴンガール」「聖ドラゴンガールみらくる」を全巻読み直せ!

って言っても読まねぇか。キミたちが最も嫌いな漫画家だもんな。

種村有菜と春田ななさえ良ければ、それでいいとしか思っていないだもんな。

◆「恋花模様」(香村陽子)

扉絵のアオリ文「恋の始まりと終わりの物語」に(いい意味で)ダマされた。

好きな生徒会長の恋人(一瞬中学生か?!と思ったわ)にブッ飛んでしまったが、

本質を見た所に香村陽子の良さが風車の理論のごとく爆発!
そこで、トドメでオクトパスホールド。最高じゃん。

最高のストーリーテーラーは’07年も突っ走ってくれ!
◆「明日もジューシー!」(瀬戸優菜)

大体こんなハデハデな私服で通学ってどーよ!(制服自由とは言えど)

さらにヒールで来るなっちゅうねん!


読んでみてさぁ、体型のバランス、段々と悪くなってない?

瀬戸優菜は別名”漫画家育成ギプス”というべきコミックスララで、絵柄を矯正しなさい!

瀬戸さん、読者からしょっちゅうナメられているの、わかってます?

美少女漫画界ではツワモノの甘詰留太(別名:A・浪漫・我慢)の作品を読んでみてみ。

改めて向こうのほうが一枚上手って事が良くわかるわ。

<現在ヤングアニマル で連載中!

◆「おまかせ!正夢工房~裸の女王様~」(おおいま奏都)

増刊では”鉄板”となった正夢工房シリーズ。

今回はいかにも「裸の王様」みたいなお嬢様・ひかり子が登場。

いきなり「ずいぶん 貧乏くさいわね」ってナツコとリョースケが傷つくわ。

荒波(父親の倒産)を経験して、正夢工房の本質を知る。

改めて人の役に立つ事が良くわかる1本でした。

人間にとって、生きていくってことは大変なんだよ!

<シリーズの原点がここに!

◆「シロとクロ」(虻川裕美)

前回(春のチャレンジ!大増刊号) 初登場のシロとクロ。

よっぽど評判が良かったのか再登場。これはこれでいいと思うね。


「ふたりを合わせると・・・スーパーシロクロに変身!?」

ってドラゴンボールかよ!
◆「ツインズチャット」(梨谷しずか)

こちらも春のチャレンジ!大増刊号のショートグランプリで笑いに開眼した梨谷女史。

笑いのツボを完全に押さえている。

◆「サンタにお願い▼」(優木なち)

デビュー作より絵が上手くなってる・・・!

前作ボロクソにいわれたこと を考えたら確かな成長を見せた。
もっと精進したまえ。


「高校生の男の人って 何もらってうれしいんだろ―――!?」

グラビアアイドルの写真集なんかどうだろ。

こんなのとか↓


大問題やな。

◆「トナリの彼女」(元原絵里奈)

やっぱ身近にいる人たちが大切だってことを考えさせてくれました。

頭悪くても気にしないことが大事。

◆「お宝なぁに?」(大鳥真子)

「あみ~ご」冬号 でも活躍した大鳥さん。(そのため20pか・・・)

最高でした。

でも、大きく口を広げた時の歯は良くないと思うぞ。

「あみ~ご」冬号でのピースを無駄にしてもいいのか?

◆真城ひな祭り

今回は「ややプリ」と増刊限定の「まほまほ!」の2本立てで”ひな祭り”。

おかんヤバすぎ!

弥々体重軽すぎ!

リズ先生で遊ぶな!


続く。

(次で最後。もうちょっとの辛抱だ。)