2月号(前編) | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

2月号(前編)

今年最初の「りぼんな話」。

ま、ややこしい枕話はやめにして、

まずはこの2007年、ワタクシが注目して欲しい漫画家をチェック!

【黒崎みのり】

’05年9月号のNEW漫画スクール、「恋するお子様サイズ」が準りぼん賞を獲得。

その年の夏休みびっくり大増刊号でデビュー。

この後のスピード飛躍で、’06年9月号「シュガーズ☆」で本誌初連載。しかも巻頭カラーのVIP待遇。

ワタクシは黒崎みのりを”50年に1度の逸材”と見た。

この飛躍からみたら、黒崎みのりは、まさに”神の子”と呼ぶに相応しいだろうか。

でも、今年は正念場。”3年目のジンクス”を乗り越えていくことが、主力作家への道。

【雪丸もえ】

NEW漫画スクール昨年9月号で史上初となる最高賞であるりぼん賞を獲得し、

受賞作「とっておきのうた」が11月号掲載でデビューを飾った”ワンダーガール”。

超びっくりお正月大増刊号に掲載された第2作目「愛しいあなたへ」も評判が高く、

本誌再登場も期待大。

今年は”神の子”黒崎みのりvs”ワンダーガール”雪丸もえのバトル勃発で

種村有菜の存在を喰ってしまう可能性は大有り。

【橘ちひろ】

’05年12月号NEW漫画スクール準りぼん賞受賞作「恋色喫茶」が’06年冬休みチャレンジ!大増刊号に掲載し、

その後、りぼんガールステージのイラスト担当や増刊でのコンスタントな作品発表で

八面六臂(はちめんろっぴ)の大活躍。

だが、この八面六臂の活躍は、彼女の目標である本誌連載実現への過程に過ぎない。

まずは本誌に進出して読みきりで手ごたえをつかんでからでしょうかね。

 ちなみに、TVアニメにもなったオーガストソフトの人気ギャルゲー「月は東に日は西に」 に登場する

 キャラクター橘ちひろ とは同姓同名なんだけど全く関係ありません

【高坂まい】

’04年1月号、当時中学3年生でデビューを勝ち取った彼女だが、その後高校受験のため休業。

’06年春のチャレンジ!大増刊号掲載の「告白びより」で活動再開。

かなりのブランクを心配していたが、ここまで上達したことに脱帽。

そんな彼女も今年高校3年になり、これからの頑張りは本人次第。

いきなり専業漫画家になるより、まずは生活基盤を築きあげることが大事。

今の主力作家も一度は必ず貧乏生活を経験している。

【葵ふたば】

高坂まいより半年後の’04年7月号でデビューした彼女。

高坂まいと違うところは、絵柄が”萌え”の要素を多く含んでおるため、

女の子だけでなく、20代男性もエレクトしそうかもよ~。

ストーリーの面を充実すれば大化けする可能性アリ。

少女漫画の底辺拡大に一役買えるはず!
【中野さや】

オリジ’06年6月号でデビューした彼女。

デビュー作の荒けずり感と児童体型改善の成果が

’07年超びっくりお正月大増刊号掲載の「夜明けに太陽」で見事な進化を遂げた。

こんな繊細な物語を描けるってキザカワユス♪マミタスマキタス♪(by中川翔子)

しかもよく読む雑誌がりぼん!りぼん愛が強いヤツほど情熱は熱い!


ま、こんなもんでしょ。
で、んでもって、りぼんっ子に読んでもらいたいモノがあんねん。
最近ワタクスは週刊ヤングジャンプで大ブレイク中の「ハチワンダイバー」(柴田ヨクサル)にハマってます。

「谷仮面」「エアマスター」の2作でヤングアニマル(白泉社)を席巻した柴田ヨクサルが、

週刊ヤングジャンプ(集英社)へ電撃移籍。

(ま、白泉社と集英社は弟系の兄弟会社だから問題ないでしょう。ちなみに兄系は小学館と祥伝社。)

賭け将棋を生業とする真剣師たちの戦いを描き大反響を巻き起こしている。

 ちなみに、賭け将棋は立派な賭博。犯罪です。

  刑法第2編・第23章(賭博及び富くじに関する罪)

  第185条 賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。

  ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。

絵は良いとは言えないが、コマ割り、構図、普通考えられない大きな字体、

将棋で日銭を稼ぐ”真剣師”の世界を扱った題材が新鮮。全てにおいて否なし。

(タイトルの「ハチワンダイバー」の意味は・・・読めば解る!)

絵柄が悪いとされている倉橋えりか、瀬戸優菜、北沢薫などに

非難轟々言っているヤツは一度読むべきだと思う

こんな絵が”へたっぴ”(失礼!)でも、ストーリーがしっかりしておれば読み応えは青天井だ!

漫画の奥深さと品格がここにあるということを。

本物のりぼんの品格はどこへ行ったのか?

ワタクシは本年もハチワンダイバーの如く、”りぼんダイバー”として、もっとディープに潜る!


◆「山本善次朗と申します」第1話(槙ようこ)

「たらんたランタ」が不発に終わっても、槙ようこにとって、こんなことは屁でもない。

(こんなの「STAR☆BLACKS」で自身の株価を下げたことよりマシ。)

東京で祖母と2人暮らしの山本ほたて(10歳)。(ってゆうか、この名前普通使わんだろ!)

出たー年齢2ケタ!(坂下ゆずゆはどうでもええんか!)

ほたては霊感が強く亡くなった人が見える、って・・・

シックスセンスか!(タカアンドトシ風で・・・って、欧米か!)

そんなある日、ほたての元に叔父だという山本善次朗なる人物が現れ、

老人ホームへ入る祖母の元を離れ新たな生活の地である鹿児島へ。

その山本善次朗がかっちょイイわりには・・・

鹿児島弁バリバリ
豪快で楽天家

ほたてが「赤毛のアンみたい!!」に善次朗が

「そうそう 赤ひげのあんこ」

バカか!

愛牛ペスを善次朗が

「うちのわんちゃん」

とほたてに説明したり、

まさに変人とはこの事を指すのか。

更にほたての担任になる岡野めぐも、これまた変人。

学校の先生なのに遅刻の常習犯。

王子様願望が強い。

こんなに変人ばっかりでいいのだろうか。

しまいにゃ、ほたてと同じクラスの速水も何かミステリアスな人物やし。


槙ちゃんの鹿児島漫画は予告どおり。
今後の展開を見て、下手すれば、多くの読者から大ひんしゅくを買った「STAR☆BLACKS」の二の舞に

なりかねないが、M・ナイト・シャマラン的展開を見せれば、物語はより奥深くなるかも。

あ、山本善次ではありません!

山本善次ですよ!

お間違えなきよう。
◆「C▼C▼C」第4話(中島椿)

読者から反発を買う中、カラー扉つきに復帰。

1日の出来事を2回で済ますなんてダラダラすぎたが、今回ははにぃの前にアレンなる人物が登場。

ところがそのアレンってヤツがとんでもないヤツだったからさぁ大変!


89p4コマ目のはにぃの表情、マジでイッてます・・・。


で、話し変わってこのブログからの情報


中島椿は違うPNで少コミで漫画描いてたって噂を聞きました。・・・まじ?


早速、インターネット百科事典gooウィキペディア で調べましたところ・・・


「りぼん」にしては珍しく、セクシーな男性を相手役として描く事が多いのが特徴だが、

実は2000年から2002年にかけて、蔦谷梨詠という名前で

小学館の漫画雑誌「少女コミック(少コミ)」に作品を発表していた。

「少コミ」といえば品のないイメージが一部であり、また、彼女の作品は、

「りぼん」の中では過剰な色気を発散させているきらいがあることから、

ベテラン読者を中心に一部の読者から反感を買っている。


なるほどね・・・場違いを感じていたのはこういった背景からか・・・。

デビュー当時26歳って遅すぎやしないかと思われたが、再チャレンジ組だったとは。

ま、最近の週刊少年ジャンプが、ノロウィルスならぬエロウィルスに感染しており、

しまいにゃりぼんもエロに感染したれ!っちゅうことやろうか。

ま、小学館と集英社は兄弟会社である以上、同じ一ツ橋グループ間の移動で、遜色はないと思う。

 最近のケースで言うなら、亜月亮がりぼんを離れ、

 集英社の弟系会社である白泉社発行のシルキー’06年12月号で

 読切「風をとどけて~盲導犬訓練師物語」を掲載。

 その後マーガレット’07年第1号で「ラビダビスター!」連載をスタート。

でもねぇ、中島椿の表現しているエロは、それほどのエロのカテゴリーが曖昧すぎて、

ぶっちゃけ、しょーもないわ。

鶴瓶のチンポよりしょーもない。

ワタクシの漫画界のエロの定義は3種類ある。


①読者を不快にさせるエロ

わかりやすい例で言うなら、単行本の表紙に〔成人コミック〕マークのある漫画。

局部や恥毛が克明に描かれており、更にはドロドロとしていて、一部では抵抗感がありすぎる。

特に「幼女(小学生以下)の陵辱モノ」「熟女モノ」「スカト○モノ」は、ワタクシにとっては不快である。


②読者を楽しませるエロ

時にはエロいシチェーションも、笑いに昇華する事が出来る。

最近で言うと、その代表例がヤングアニマルに連載されている

「ユリア100式」(原田重光&萩尾ノブト/ヤングアニマル)。

<現在2巻まで刊行中(画像は1巻)

高性能バイオドール(というよりダッチワイフ)ユリア100式と

”彼女”を世話することになった久保瞬介の超おバカエロラブコメディ。

この作品の詳細はコチラから。

この作品が何故このカテゴリーなのかと聞いたら・・・エロより、シモネタ強調。

下品なギャグは読者の欲求を補完する役割を持っている。

 ワタクシのエレクトどころはコミックス1巻第4話76pのユリア100式のセリフ。

 「いっそ自慰します!! さよなら瞬介さん・・・

 (↑別ウィンドウで開きますが、未成年者と女性の裸の描写に耐えられない方はクリックをご遠慮ください。

 この一言でブッ飛びました。え?ブッ飛んだって”下”の方じゃないよ。

これが最高にイケているのは、物語の寸止め感。

エロモードに入ったユリア100式が、あともう少しで本番・・・

というところで、瞬介がプロレス技を繰り出し、本番回避。

(ちなみに、ユリア100式はドメスティック・バイオレンスに耐えられるよう頑丈に作られております)

これが最高にイケてるんだよね。

 その回避分のモヤモヤ感を同じヤングアニマルの人気連載で

 単行本累計2000万部の「ふたりエッチ」(克・亜樹)で晴らす。

 これが最高のフルコースなんだよね。

これが「ユリア100式」が面白い理由。

この本は一般向け書籍のため幼稚園児でも買えますが、

未成年者のダッチワイフの購入は禁止しております。

 余談だが、局部の”のっぺらぼう”状態(陰唇部と肛門部はおろか、陰毛もNG)は

 一般向け漫画誌における性描写の限界であると確信。


③読者が憧れるエロ

りぼんっ子の中には憧れる女性の存在も必要不可欠。

2次元3次元関係なく、あこがれる女性もいると思うが、

メイド系や(あらゆる作品に出てくる)架空の学校の制服コスプレや

Tバックビキニの水着にも憧れてもいいと思う。

ツンデレ、ニーソックス、ツインテール、ローレグも憧れの対象にすべきだと思うね。

(意味については自分で調べてね)

最近の代表例で言うなら、昨年ブレイクしたロリエロクイーンの鈴木茜。

キュートなロリータ・フェイスにスレンダーな肢体、

そしてキュートな顔からは想像がつかない大胆な水着ショットで世の男性をモエ~っと・・・

ってコラコラ!
こういったロリエロクイーンも女の子の憧れの対称にすべきだと思う。


こういったエロの定義がしっかりしたほうが読者にとっては理解しやすいと思う。

りぼんの場合は、②と③がそれぞれハッキリとしたモノを出したほうがいいと思う。

中島椿の場合は②の方を選択し、寸止め系で勝負したほうがいいのでは。

多少下ネタも入れて。


続く。