10月号(前半戦)
個を生かすために組織あり。
組織を生かすために個が責任を持つ。
(清宮克幸/現ラグビートップリーグ・サントリーサンゴリアス監督)
まずはこちらのブログ からの文章を読んでほしい。
>4月号で始まった新連載が10月号で終了。(早くも単行本出るそうです)
>また、4月号で連載終了した漫画家が、10月号から新連載。
>昨今、長期連載はないのか!?りぼんよ!
>刊行単行本を見ても、巻数表示ナシのものばかり。
(中略)
>しかし、首をかしげませんか?
>続きをもっと読みたいと思うから、買うんじゃないのか?
>同じ漫画家の違う作品を読んでみたいと思うのは、
>一つの作品を好きになったあとであって、
>短期連載じゃ腰を落ち着ける暇もない。
ワタクシも同感。
ここんとこの新連載ラッシュ、期待していたのはいいが・・・
編集部は(もうご存知だろうが)相変わらず特定の作家だけえこひいき。
本気でこれからの戦力を売り込む気があるのか。
読者も読者だよ!
種村有菜だけ載っていればそれでいいのか?
他の漫画家はどうでもいいのか?
うつつを抜かしやがって!
他の漫画家だってがんばっているのに、努力を否定するとは何だ!
あえて言うなら・・・
りぼんは種村有菜だけの雑誌ではありません!
もはや「月刊りぼん」ではなく「月刊ありな」になっとるがな!
トップコンディション、プロの漫画家としての意識とりぼんの漫画家としての誇りがなければ
本誌連載に起用することはないのは分かっているが、
理不尽な編集部の都合と、理不尽な読者のわがままで漫画家を切り捨てるのはどうかと思う。
つまらない理由もないまま。ただ嫌いだからは理由になってない。これは”いじめ”に値するだろ!
冒頭の清宮監督の言葉のように、りぼんの漫画家は個性の違う人間の集合体です。
個人プレーに走っていては負けてしまう。
個人はりぼん全体の活性化を思って組織に身を捧げ、いろんな個性ある作品がバランス良く配置しているからこそ、
りぼん本来の良さが出てくるものです。
つまらない漫画を読むためにりぼんを購読する読者なんていない。
りぼんに携わる全ての人間は今、直面している現実を真摯に受け止め、
どうすれば良くなるのか自問自答すべきだとおもう。
りぼんを愛する者全員、心を一つにして、復権、覇権奪還に向けて動き出そう。
Grande Ribonを再び!
最悪の場合、りぼん編集部は禁忌中の禁忌を出さざるを得ないだろう。
禁忌中の禁忌?それは・・・
週刊少年ジャンプ掲載作品のスピンオフ(二次創作)しかないだろ!
今の読者は種村有菜と春田ななと週刊少年ジャンプの漫画しか目に無いからな。
同人誌の延長線上と考えれば?
◆「天下無敵R」第1話(武内こずえ)
衝撃(笑撃?)のラストで幕を閉じた「アゲハ100%」に続くたけうっちの新連載はホームドラマ。
男3人・女1人、4人兄弟(とオス犬1匹)の五十嵐家が舞台。
長男・五十嵐龍>ただの若年寄。
次男・五十嵐武>ただの女好き。
三男・五十嵐虎>ただの熱血バカ。
長女・五十嵐雀>口より手が先に出るタイプ。別名・男女。
山田次郎>雀の幼馴染。
話は結構受け入れやすいネタで◎。
絵のクドさはデビュー以来相変わらずだが、そのクドさが、かえって気持ちいい空気を生んでいる。
「アゲハ100%」が最終回に近づくにつれダウナーな空気が流れていたことを考えたら、
今回は笑いある滑稽な作品にウェイトを置いた。
ファミリーものは「愛してるぜベイベ★★」「空のまんなか」がブレイクした以上、
読者に受けなければこれからはないだろう。
今の未成年者は親や兄弟をヘラヘラと平気で殺すから。
武内こずえの今後を占う作品として注目してくれ。
◆「青空ポップ」第5話(小桜池なつみ)
モデルやっていることが父親にバレ、監禁(これって犯罪だろ!)された織花。
それでも、父親の思いを見事に裏切るハラは94pと95pで集約されている。
ますますイケるかもしれない。
あー早くコミックス出してくれないかなぁ。
◆「ロッキン★ヘブン」第10話(酒井まゆ)
扉絵が艶っぽいぜ(笑)。藍、お前に惚れたぜ。(ゲロゲロゲー)
今回は臨海学校の話。藍って乗り物酔いしやすいタイプだったんだね・・・。
臨海学校でも野獣どもの理性は抑えられない。その野獣どもの用意したサプライズが前半のコソコソから後半のパンパンへと繋がっていくんだよね。
クライマックス、見開きフル活用している所とてもよく出来ている。
天羽学園のスク水って旧式やん!
紗和って、胸チッチャ。(これってセクハラだろ!)
◆「たらんたランタ」第9話(槙ようこ)
何なんだこの冷遇は・・・
特別付録を出しておきながら、カラー落ちだなんて納得できない。
ヒカルとダンチの関係に亀裂が生じ、ダンチはねねに思わぬ展開を見せ、
潤はヒカルに
「ヒカルは 俺のこと 好きなの やめた方がいい」
この言葉に切れたヒカルはあみなと結託しようとするが・・・。
いい感じで進んできた話に亀裂が生じて、本当に収束するのか不安。
こんな冷遇続くんやったら、編集部批判が出てもおかしくない。
アホか!って言いたくなるよ。
◆「ややプリ」(真城ひな)
春休みチャレンジ大増刊号で実施した「チャレンジショートグランプリ」で
読者投票1位をとった作品はダテじゃなかった。
前回登場時は幼稚園児だった弥々も、この度集英学院初等科に入学。で、
パパとママは相当な困り者で、兄の七海をいつも悩ませている。
ママ>15歳もサバを読んでいるアイドル(実際は32歳)。
パパ>時々ペンタゴン着ぐるみで登場するクセあり。
こんな両親ヘンだろ!
◆「チョコミミ」(園田小波)
タケちゃんカボチャにププッ。
続く。