庵野監督は10年越しの”オトシマエ”を付けることが出来るか?
社会現象にもなった90年代を代表するアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の新作映画が
10年ぶりに製作されることが8日、分かった。
「エヴァンゲリオン 新劇場版 前編」(07年7月公開)「-中編」(08年1月公開)「-後編+完結編」(08年6月公開)の全4部作。
[日刊スポーツ・ドットコム 2006年9月9日6時20分更新より抜粋]

最初の劇場版「~シト新生 Death&Rebirth」が公開されたのが’97年春(渋谷東急系)。
ところが、完全な完結版になるはずが、庵野秀明監督の「(この作品では)完結しないことがわかりました」と
緊急記者会見の席で製作進行の遅れを暴露し、「~シト新生」はTV版総集編の「Death」と、
”もう一つの完結編”「Rebirth」が”未完成版”のまま公開し、
この年の夏に第25話「Air」第26話「まごころを、君に」を公開(渋谷東急系)。
※TV版では第弐拾五話「終わる世界」第弐拾六話「世界の中心でアイを叫んだけもの」だが、
”もう一つの完結編”を描くため、旧式漢数字と数字で区別を明確化。
翌’98年には「Death」改題「DEATH (TRUE)2」と「Air」「まごころを君に」をカップリングさせた
「REVIVAL OF EVANGELION」を丸の内シャンゼリゼ(現丸の内TOEI②)系で公開。
「Air」「まごころを君に」公開からの10年間、
エヴァはパチンコ・パチスロで復活し、ゲーセンのプライズ商品に頻繁に登場。
分冊百科「エヴァンゲリオン・クロニクル」も爆発的なセールスを記録し、新たなファンを開拓しつつある。
庵野監督は漫画家・安野モヨコと結ばれ、主要キャストの林原めぐみ(綾波レイ役)、三石琴乃(葛城ミサト役)、
宮村優子(惣流・アスカ・ラングレー役)も結婚して母になり、周囲も大きく変わりつつあり、一皮向けた感がありました。
あれから10年、庵野秀明はどんな形でエヴァに”オトシマエ”をつけるか。
ワタクシも楽しみである。