完全な”不意打ち”の靖国参拝
61回目の終戦記念日となる2006年8月15日午前7時41分、日本国内閣総理大臣・小泉純一郎が
靖国神社(東京都千代田区九段下)に参拝。自費で献花料を払い、「内閣総理大臣 小泉純一郎」と記帳を済ませ、
外交面と世論を考慮し、本殿で一礼の略式作法を行った。(正しい参拝作法は二拝二拍手一拝)
参拝時間は10分とコンパクトに済ませた。
「8・15参拝の実現」を公約に掲げた小泉総理は’01年の総理就任以降、毎年靖国参拝を行っている。
’01年8月13日
’02年4月21日(春季例大祭初日)
’03年1月14日
’04年1月1日
’05年10月17日(秋季例大祭初日)
と外交上の配慮から8月15日を避けてきたが、公約実現には至っていなかった。
9月の任期満了を前に、「ここでやらなきゃ男が廃る」と思ったのか、終戦記念日の早朝を突いた”不意打ち”に
世論が大きく揺れるのは避けられない。
もっとも問題なのは今回の参拝は公的なのか、私的なのか大きく分かれる。
ワタクシの場合、「8・15参拝の実現」は総理自身だけの考えで、私的・個人的と捉える。
公人、私人でゴチャゴチャ言いずぎ。
こんなことで大事(おおごと)を起こすこと自体、不愉快に感じる。
もうちょっと静かにしてくれんかね。
もし、A級戦犯を合祀せず、分祀(ぶんし)していたら、今頃の外交情勢は、まともになっていたはずだ。