【番外編】ジャパンコンソーシアム通知表 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

【番外編】ジャパンコンソーシアム通知表

今回のFIFAワールドカップ(TM)も、前大会同様、NHKと民放のジャパンコンソーシアム方式を導入し、

放送権料をNHKと民放連加盟局が折半している。

そこで、ドイツ大会な話の番外編としてNHKと地上波民放キー局の通知表を発表する。

【NHK】5段階評価・・・0(未勝利神話のたたり)

キャスター:堀尾正明(主にデイリーハイライト/東京アナウンス室チーフアナウンサー)

主要実況:野地俊二(NHK情報ネットワーク)、栗田晴行(東京アナウンス室)

衛星(アナログ&ハイビジョン)は全64試合生中継、地上波では数試合セレクトして放送。

ところが、NHKが放送した日本対オーストラリア戦、日本対ブラジル戦は1-3、1-4とボロクソ負け。

視聴率はよくても、日本が負けてちゃねぇ・・・。

これでFIFAワールドカップ(TM)のNHKでの日本代表戦中継は7戦放送して0勝1分6敗。

NHKの日本代表未勝利神話を克服しない限り、批判は多く来るだろう。

受信料支払い義務化の批判も合わせて。

デイリーハイライトの堀尾アナがかえって浮いている。NHKのアナウンサーに個性は要らない。

【日テレ】5段階評価・・・1(手を出すな!福澤はしゃぎすぎ!)

キャスター:福澤朗

スペシャルゲスト:明石家さんま

主な出演者:奥寺康彦、武田修宏、北澤豪、呂比須ワグナー、GAKU-MC、ペナルティ、次長課長・河本

        ラルフ鈴木、ラモス瑠偉

福澤とさんまのはしゃぎっぷりは、前大会の時の反省の色がまったくない。

これだから日本戦に縁がないんだよ!日テレは!

本音はGAKU-MCがミスチル桜井とのタッグで作った「手を出すな!」が売れれば、

それで十分だと思っているだろうか。

救いだったのはウィークリーハイライトのラモス瑠偉のキツいコメントでしょうか。

【TBS】5段階評価・・・3(加藤が「スッキリ!」を引き受けなかったらね・・・)

パーソナリティ:加藤浩次、白石美穂、国分太一

解説:金田喜稔、相馬直樹、小倉隆史(東京担当)

ゲスト:土田晃之

前大会と同じパーソナリティですが、加藤浩次が春から日テレ朝の情報番組「スッキリ!」の司会を

引き受けたため、ドイツにいったのは開幕戦のドイツ対コスタリカ戦のみ。

なんで「スッキリ!」の司会をスッキリ引き受けたのかが疑問だし、

加藤浩次ではなく岡村隆史を起用しなかったのかがチョー疑問。

「スーパーサッカー+」で独自のキャラを確立した”悲運のレフティモンスター”小倉隆史は普通やったし。

【フジ】5段階評価・・・4(ちょいワルおやじが最初から最後まで・・・)

キャスター:ジョン・カビラ、内田恭子

スペシャルサポーター:明石家さんま

スペシャルコメンテーター:アーセン・ヴェンゲル

コメンテーター:ジローラモ、トニー・クロスビー

イメージキャラクター:ロナウジーニョ

イメージソング:矢井田瞳「STARTLiNE」

’94年の「セリエAハイライト」から、「フジテレビのサッカー番組といえば?」な面々が大活躍。

ジョン・カビラが見事な番組進行を進めている一方、トニさんジロさんの毒舌も切れ味が鋭かった。

ウィークリーハイライトでは明石家さんまのお宝映像に何の意味があるの?と疑問を投げかけ、

アーセン・ヴェンゲルはシビアな解説で番組をサポートしたり、

圧巻だったのは決勝戦中継。フジテレビも当日の編成や延長対応で万全の体制を見せてくれた。

お陰で、トロフィー授与式まで放送できた事が局にとっては誇り。

【テレ朝】5段階評価・・・0(日本対クロアチア戦をメインにした「がんばれ!ニッポンTV」が仇)

キャスター:川平慈英、矢部浩之

テレ朝日本代表応援団長:香取慎吾

解説:セルジオ越後、松木安太郎

実況:角澤照治、田畑祐一

言うまでもなく、ゼロ評価。その原因は6月17日の「SMAステーション」から

翌18日の日本対クロアチア戦中継をはさんで、ドイツからの「やべっちFC」まで

テレ朝系の番組が日本代表一色。もう気持ち悪いって言わんこっちゃない。

(なんと「新婚さんいらっしゃい!」や「アタック25」まで日本代表一色に!)

ここに岡村隆史が乱入すればもっと面白かったはずだし!

【テレ東】5段階評価・・・3.5(トルシェで遊ぶな!)

キャスター:前園真聖、大橋未歩

テレ東専属コメンテーター:フィリップ・トルシェ

テレビ東京は放送試合が3試合だけだったが、いい仕事をしてくれたと思っている。

①専属コメンテーターに’02日韓大会・日本代表監督のフィリップ・トルシェ氏を起用。

監督の時同様に持論を熱く語ってくれたことは及第点だったが、

7月6日放送のウィークリーハイライトはホリに振り回されっぱなし!

②準決勝を放送。

準決勝は前大会同様、NHKと民放が1試合ずつ放送してきましたが、

民放側の放送となった7月5日のポルトガル対フランス戦をテレビ東京が担当!

最近のテレ東のスポーツ中継は熱くなってないかい?

交流戦やセ・リーグの巨人戦中継といい、昨年の日本シリーズ第2戦中継といい、

ラグビーや卓球のワールドカップ中継といい。


と徒然書き綴ってきましたが、次回の南アフリカ大会の中継、日本代表出場如何(いかん)では

ジャパンコンソーシアム放送になると思うので、アナウンサーももっと鍛えた方がいいと思う。

アナウンサーが求めるものが、スカパー!で総合実況を担当した倉敷保雄にあるのかもしれないしね。

NHKと在京キー局の担当の皆さん、2010年の南アフリカ大会は、岡村隆史へのオファーをお願いします!

サッカーに関しては矢部浩之より上ですから。