第1次世界大戦版「グッドモーニング・ベトナム!」
日曜日に「バルトの楽園」見てきました。そう、松平健とブルーノ・ガンツ、
日本とドイツの名優、暴れん坊将軍と独裁者の奇跡の顔合わせ。(分かる人にはわかる!)
約90年前に日本で初めてベートーベン作曲「交響曲第9番・合唱付」が始めて演奏された史実を基にしているが、
主な舞台となる坂東捕虜収容所でのドイツ兵は生き生きと自由を謳歌していたことに驚き。
松平健演じる松江所長が遭遇した辛い少年期とサムライとしての誇りが、他の収容所とは違う雰囲気を
醸し出していた。
音楽がカギになった点ではベトナム戦争モノの「グッドモーニング・ベトナム!」に通じるものもある。
過酷な状況の中で、一人の人間との一期一会が希望の光を照らしてくれた。
総合的には及第点。なかなか楽しめた。ドルビーデジタルを上手に生かした音響設計も良かったし。
FIFAワールドカップ(TM)で、23人の青きサムライはドイツの地で惨敗した。
今のサムライたちは、この映画のドイツ兵を見て、前向きになる事ができるのか。

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