老舗寄席であの大物が・・・
東京の老舗寄席、末広亭 と鈴本演芸場 が、昨日より開幕した4月中席(11日~20日)で、
すごい顔合わせが実現した。
【末広亭で立川流が・・・】
放送作家・高田文夫のもう一つの顔、落語立川流真打ち・立川籐志楼が、
新宿の末広亭で10年ぶりに高座復帰した。
落語協会、落語芸術協会に背を向け、独自の活動を続けてきた立川流ですが、
最近は若手の寄席席亭出演が目立ってきたが、真打クラスはまれだった。
落語ブームの火付け役で春風亭昇太の良き理解者である高田文夫は、
立川談志一門の家元制度を広めたきっかけを作った人物でもあるのだ。
落語ブームで「もう一度籐志楼を聴きたい」の支持者からのラブコールが多く届き、解禁に至った。
久しぶりの高座の感触に生き生きとうれしそうで、終始爆笑の籐志楼ワールドを展開し、
トリの三遊亭小遊三につないだ。
20日まで4月中席・夜の部に登場し、演目は日替わりだそうです。
4月中席の夜の部には小遊三師匠をはじめ春風亭昇太、オフィス北野所属の〆さばアタル・ヒカル 、
ヨネスケとしてタレント活動もしている桂米助も出演します。行くなら立ち見覚悟の上で!
【桂三枝、鈴本初見参!】
上方落語協会会長として上方落語の復興に東奔西走している桂三枝が鈴本演芸場に初登場し、
4月中席・夜の部のトリを勤めた。
昨年、末広亭での林家正蔵襲名披露興行に出演したのがきっかけで
「ぜひ鈴本にも出演を」と鈴本演芸場からのラブコールを快諾し、実現に至った。
東京の寄席で10日間トリを勤めるのは初めてで、不安で緊張していた三枝ですが、「いらっしゃーい!」の一言で場が和み、
自らの創作落語「背なで老いてる唐獅子牡丹」を口演。東京の寄席で上方落語の真髄を惜しげもなく披露。
こちらも20日まで4月中席・夜の部に登場し、演目は日替わりだそうです。
4月中席・夜の部には林家正蔵、林家木久蔵、春風亭小朝、柳家花緑と満腹の顔合わせ。ですが、
チケットは前売りで全日程完売。当日は立ち見券も出ますが、30席しかないのでご来場はお早めに。
ま、ゴールデンウィークも近いことですし、今後もスゴイ顔合わせが実現するかも。