Sia ancora Grande RIBON!
5月号について書きます。(↑はイタリア語で「グランデ・りぼんを再び!」)
「アニマル横町」のアニメも安定。1月号からの新連載組もいい出だしを切り、
イキのいい新戦力が続々参入し、雑誌にとっては大きな自信となった。
「敗北だらけの負け犬雑誌」の汚名を返上したといっても過言ではないでしょう。
そうして迎えた新年度、老舗の看板に泥を塗った明間広樹が編集部を追放され、新たに手島裕明が編集長に就任。
明間内閣の頃のりぼんはあまりにも無様すぎた。目立ったことが・・・
■特定の漫画家に依存しすぎて他の漫画家を飼い殺し状態に。
■アニメ化前提で送り出した作品が無様なままに不支持を受ける。
この2つが明間内閣は読者無視・儲け第一主義の象徴として現れ、’05年度は50万部へと急落。
「GALS!」のアニメ版「超GALS!寿蘭」が放送された’01年度が100万部に回復したものの、
4年間でこの結果はどうよ?!と問いただしたい。明らかに前々任者の村井内閣をさらに悪くさせた格好で、
明間内閣への反発からか多くの漫画家がりぼんを去っていったこと。
(最近マーガレットやクッキーがリアルりぼんと化しているのが判るだろ。)
これじゃ、ロナウドとの確執を露呈させたクーペル内閣の頃のインテル・ミラノと同じだよ。
(ロナウドのマドリッド行きの原因はクーペルが作ったといっても過言ではない。)
今のインテル・ミラノはロベルト・マンチーニを迎え、昨年コッパ・イタリアを制し再生へと動き出している。
(ただ、あまりにも思考が頑固すぎてアドリアーノとの対立を引き起こしている。)
編集長に必要なのは柔軟な思考と決断力。
編集長は自分の考えを貫き通すことができる権利を持つと同時に、結果が出なければ責任問題につながるリスクの多い役職。
ポリシー優先では内部衝突を起こしかねないだろう。
ワタクシを侮辱した知能の低い明間支持者諸君よ、これでワタクシの言ったことが正しいことが良く判っただろ。
漫画が大衆芸術の王様として輝いている以上、りぼんという雑誌は全てりぼん読者のものだ。儲け一辺倒の編集長の私物ではない。
君たちが土下座で謝罪しても、ワタクシは許さない。
誰とは言わん。ワタクシは君たちが原因で人間嫌いになったのだから。
◆「ルーズリーフ」第1話(持田あき)
ルーズリーフというアイテムを見事生かしてるよ。
全体を通して見たら、地味に見えるけど、物語力が強く、漫画を読む醍醐味を与えてくれる一作だと思うね。
これからの展開が楽しみである。
味噌ラーメン(濃口)の様なアッパーな学園コメディで攻めてきた姉(槙ようこ)とは対照的に、
あっさり塩ラーメンの様な作品で攻めた持田あきは漫画家というより、漫画詩人と呼ぶべきだと思う。
これが真の”乙女ちっくイズム”というもんだよ。
もはや末期症状のなかよしに行ったPEACH-PITに言いたい。りぼんの少女漫画は最高です。
発売されたばかりのRMC「ブルー・リボン」 を指垢がつくまで千回読みたまえ。
ま、千回読んでも持田あきの”乙女ちっくイズム”は理解できないだろうと思うがな。
◆「ラブ・ベリッシュ!」第9話(春田なな)
クラスに嫌われている木苺寮が仲直りする機会であるスポーツ大会を成功させるべく由夜が孤軍奮闘するが、
さらに険悪の様相を呈したね。このまま引っ張る気か?
さらに、108pの「きいちごカフェ」の今月のQ。
「タイムマシンを使えたら、何をしたい?」に対する春田ななの答えがコレ。
「過去の自分を一喝する」
そりゃそうだよな。「サボテンの秘密」までの春田ななは、不甲斐ないクソガキやったことを考えたら。
◆「ロッキン☆ヘブン」第5話(酒井まゆ)
藍と城戸の関係がギクシャクになり行く中、結末、藍が紗和に・・・なんか大揺れの予感・・・。
最も勢いある作品だけに、ドン引きだけは御免。
◆「ハッピーフレンズ・チョロQZOO ビタイヌ」(晴谷海衣)
新生タカラトミー期待のキャラクターは、タカラ時代の主力商品であるチョロQの動物バージョン。
晴谷海衣がショート漫画にアレンジしただけでこれだけ可愛くいけた事が奇跡。
不発のウサハナ、ブンカオトメ、ももぶたに続くことができるか。
◆「たらんたランタ」第4話(槙ようこ)
ヒカルと潤の談話に、潤の指輪の真相。もっと大事な子っていったい誰なのか、
ちょー気になる!ギザ気になる!
◆「アニマル横町」(前川涼)
本誌前号からの続き。
結局あみちゃんの初恋物語で丸く収まった。
今号もケンタの紹介が手抜きに終わったようだし、RMC告知もいじられ放題。
いっそのことケンタは最近全国進出を着々と進めているホラ吹き芸人・ケンドーコバヤシ
を見習ったほうがいい。
ケンコバはここ一番の時にブリーフ一丁で出るので、衣装もブリーフ一丁で出ては?
ブリーフこそ漢(おとこ)の勝負下着だ!
閑話休題。一方の「アニ横べや」では新OP曲が紹介されたが、「歌:りぼんガール」というクレジットが
何かしょぼい。せめて・・・
りぼんガール○○○○
の○の部分(字数不問)に何か入れろよな。
エンディングは折笠富美子。普段は「BLEACH」のルキア役をはじめとする人気声優ですが、今回は歌手で勝負!
◆「ダンシングベイビーかりん」第2話(藤原ゆか)
前回見事なダンクを決めたかりんですが、所詮バスケの基礎なんて”ひよっこ”。
かりんは頭で考えるより軽快なステップで攻略してみせた。
これはフットサルにおけるジンガの心得に通じるものがある。
今後が期待なんだが、次号カラー落ちなんて、編集部のやる気を疑う。
◆「紳士同盟クロス」第21話(種村有菜)
段々この連載がマンネリ化してきそうな気がしてきた。
これまでの種村有菜の連載は話が結末に近づくと支離死滅・マンネリ化の傾向が見られる。
彼女はこれまでマトモな休みはとったことがあまりない。カラー一回休みや休載も選択肢。
◆「保育園へ行こう!」第10話(樫の木ちゃん)
結末の保健室での出来事に「どうよ?!」とうなづいた人間は何人いただろうか・・・。
メイド衣装?ミニスカはいただけないけど。
最近のメイド喫茶は風俗店まがいに暴走しており、ワタクシ自身入りづらい。
せめて、キュアメイドカフェ のような、19世紀の階級社会時代の英国みたいなのを。
早い話、「エマ」(森薫/コミックビーム)を読めばわかると思うが。
◆「アリスから魔法」第5話(松本夏美)
この連載の朝比奈ありすは萌えの要素が多い。冒頭のツインテールといい、
コスチュームのときの絶対領域といい、児童体型といい・・・。(そこのアナタ、石投げんといて!)
閑話休題。すばるを狙う恋のライバル出現かと思ったら、早い話片思いっちゅうことやね。
巻頭のりぼんお楽しみニュースで、マジックジュエリーを悪用する人間が現れるってどういうこと?!
これで興味がそそるわい!
◆「アゲハ100%」第22話(武内こずえ)
今号の話全体が、初代アゲハによって、一気にドン引きしてしまった。
だって・・・初代アゲハって・・・凛の・・・
父親ですからー!!!
これでズコーン!!
たけうっち、ご苦労さん。次はオリジ6月号っつうことで。
◆「Ya-Ya-yahがやってくる!」第10話(北沢薫)
結局あのマネージャーかよ!って言いたい。
ご愁傷様。
◆春のチャレンジ!大増刊号の予告
思い出してほしい。今年のスローガンはStarting Over(再出発)。
春田ななの新作読みきりや人気連載の番外編はほっといて、いくつかの再出発が見られた。
■冬休みチャレンジ大増刊号の本誌連載権をかけた戦いに敗北した朝吹まりが、リベンジを果たすため再出発。
■長編でデビューしたけど芽が伸びなかった虻川裕美、加藤みずき、梨谷しずかがショートグランプリで再出発。
■連載経験組が己の再生のために再出発。路線変更組の亜月亮と藤田まぐろに、路線保持組の香村陽子とおおいま奏都。
■晴れて高校生になった高坂まいの1年ぶりの新作もあれば、マーガレットを追われたえび原りょうがりぼんでトライアウトに挑む。
まさにStarting Overにふさわしい内容でしょ?18日は本屋へGO!
次号は小桜池なつみの新連載が始まる。内容も期待大やし。
この猛威にちゃおもビビってたじろぐに違いないだろう。
元々ちゃお編集部の人間はケツの穴の小さい女々しい人間ばかりやからなぁ。