オリジ4月号 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

オリジ4月号

より大人~って感じになったオリジも第3号。

オリジにはオリジの独特の味を持っている・・・と言いたいところだが、まだ一皮向けていない様子。


◆「エンドレスマーチ」(酒井まゆ)

このお話を通じて感じたことは、ピアノを弾く側の恐怖と、一歩踏み出す勇気をストレートかつ忠実に描かれており、

これが教師と生徒の秘密の関係により拍車をかけている。面白みを十二分に引き出した酒井まゆの手腕に拍手。

でも、40pで描くにはまだ足りない部分もある。もっと掘り下げてみることも大事。

このシチェーションならPC用ギャルゲーの題材にしても面白いのだが。

◆「PXP(ピー・バイ・ピー)」(吉住渉)

差し詰め「神風怪盗ジャンヌ」か「キャッツアイ」かと思った。

吉住渉は恋愛面より、読者に漫画を読む醍醐味を与える面のほうが大きい。

「ママレード・ボーイ」もそうだし、「ミントな僕ら」もそうだし、「ウルトラマニアック」もそうだし、

新生オリジのトップバッターを飾った「BABY IT’S YOU」もそうだ。

昭和の少女漫画ファンが少年誌に流れ込んでいる状況に、少女漫画も頑張っているぞ!と一人気を吐いている。

一人気を吐いている漫画家の想いに、他の漫画家も呼応してほしいものだ。

◆「セレブリティ友好条約」第3話(倉橋えりか)

これはこれで独特の味を出しているのがこの作品。

長い不遇の時代を過ごしたからこそ彼女にしかできない味が出せるものだ。

他の人間が一夜漬けでこの味を出すのは無理なものだ。

今後はオリジに顔を出す機会が多くなると思うので、新生オリジのカラーを独特の味で調和してほしいものだ。

◆「お伽話をあなたに~月夜の舞姫」第3話(椎名あゆみ)

この3話を通じて、悲恋も悪くないってことを感じた。

読み応えもあったしよかった。

◆「CAFE FLAT」第3話(高須賀由枝)

冒頭の問答、ワタクシは沙保のほうを支持するね。

沙保と各務のお話はまだ続くと思う。あれだけ中身の濃いものを見せられたら。

◆「スターに恋して」(優木なち)

こりゃありえねぇ~と突っ込みどころの多い作品でした。

あと肝心なところは、野球のルール、もっと学べよ!監督もユニ着ているんだぞ!

◆「青春するら!?」(萩わら子)

ローカル色強っ!

この作品で静岡おでんって食い物をはじめて知ったわ。

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真っ黒なタレに、一本ずつ具が串に刺さっており、おやつ感覚で楽しめる。

黒はんぺんはここだけというのもローカル色が強い。

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萩わら子よ、お見事である。

◆「想いはあふれて」(村田真優)

一瞬ティーンズラブ漫画誌と見間違えた・・・。

あいざわ遥と瀬戸優菜を足して2で割ったような画風がこれだよな。

でも、「ハッピーおとどけ星占い」ページのカットなら親近感が沸くと思う。

◆「おひさま日和」(桃山あんず)

冬休みチャレンジ大増刊号では及ばなかったが、ショートならいけると編集部の粋な計らいが利いたな。

レギュラー化希望。

◆「イケない保健室」(中島椿)

これも「イケメン男子とHがしたい!」ティーンズラブ漫画誌と見間違えた。

これじゃ中島椿の傾向が、りぼんのカラーに合うのか不安。

プロレスでアイテムに頼るデスマッチは、愛のないSMと同じ。愛のないSMはただのリンチ。

◆「きょうのできごと」(森ゆきえ)

京ちんが野球選手目指すってどういうこと?!女子部員といえばマネージャーなのだが・・・。

◆「みにまむ・アタック!!」(込由野しほ)

チビだからといって使い物にならないとは無礼千万ということを思い知らされた。

スポーツ選手でも、身長を生かした戦い方があるということを。

今回のこの作品でも、バレーボールでリベロの役割があることを実証した。

まさにツボにはまった込由野しほの着眼点は高い。


以上!