韓国ドラマ「マウス ある殺人者の系譜」 | アンチエイジングや美容のブログ

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「マウス 〜ある殺人者の系譜〜」

観終わりました〜〜!!

U-NEXTでみました。


これは、感想が二転三転しました。


面白すぎる!傑作の予感!!

  ↓

あれ、もうクライマックス?

 ↓

からの、無理やり引き伸ばし系?

韓国ドラマあるあるの、長くなり過ぎて途中でブレてしまった系?

 ↓

観るのやめようかな…

 ↓

からの!全部伏線回収!怒涛のどんでん返し!

最初から全て話は繋がってた!


と、驚愕のサスペンスです!!



ネタバレ注意




サイコパス遺伝子を持った赤ちゃんが2人。その運命を長年にわたって描かれた壮大なドラマでした。


序盤のサイコパス小学生時代の描写がまさにダミアンじゃーん!オーメン!!

不気味すぎて面白かった!


キャンプ場のシーンもとにかく恐い、スリラーです。ホラー的にめちゃくちゃ恐いのはこのあたりまでの序盤だけ、最初の2話くらいまでです。


大人になって無事に?サイコパスイケメン医師、ヨハン先生となる!



けど、もう1人いたはずのサイコパス遺伝子ベビーは誰なの?無かったことになってる?


登場人物からして、善良な警察官のバルムが実はもう1人のサイコパスだったというドッキリ展開なんでしょう…とみんな思ったはず。



でも、その片鱗はなく、いっこうにそんな話の展開にならない。


え?もう1人いる設定の伏線どうすんの?

というか、あのサイコ児童はヨハンなの?違うの?とわからないままにヨハン退場😇


ヨハンの脳を移植されたバルムが、サイコパス化していく…


と見せかけて話は進んでいき…

後半全部ひっくり返されました。

全部逆だったのね!!


殺されたはずのリー博士もまた出てくるし、ロリコンドクスのくだりとか不要に思えたし、あの記者はヨハンの子を産んだりと、これは脚本迷走だな!と思いましたよ。


ところがどっこい、迷走ではなくその後ちゃんと回収していったのがすごいわ…もう、すごいとしか言えない。

やっぱ韓国ドラマは日本のドラマや数倍先を行っている。


サイコ目線で撮られたスピンオフが4話挟み込まれていますが、これは必見です。

完全体サイコだった時の怖さと、脳手術後に感情が芽生えてからの苦悩が、凝縮されています。


ぜーんぶのシーンが、表向きと真実との二面から撮っていたのもすごい。



この神父さんのシーンも、2パターン撮っていたなんてすごいわ。このくだり観ていた時、そんな真実を誰が想像したでしょう!


善人がサイコパスになっていく苦悩


と見せかけて進んでいき、実は


サイコパスが感情を与えられて自分の罪に苦悩する


だったのでした。


ヨハン、たしかに本当に殺人鬼?って謎なところもあったんですよね。決定的なシーンは無かったし、なんで恋人は殺さないの?とか。


でもヨハンは母親に「自分の息子が殺人鬼だと気づいていたよね?」と問いかけてたので、やっぱヨハンは殺人鬼だったんだと思っていましたが…そのセリフは深い意味があった!そういうことね!と最終話で理解する。よく作り込まれてるわ〜


ヨハンかわいそすぎる…けど1人でやらずもっとうまくやれなかったのかい。


子供の頃のバルム、動物を殺すの大好きで自分が周りと違うと気づいて、「怪物になりませんように」と神様に祈り、善良に生きると誓って実行できていました。

殺人はせず大人になれたのに、国のサイコパス観察をする謎の組織の陰謀で殺人のきっかけを与えられて、そのせいで殺人スイッチを入れられてしまう。そこからは怒涛のモンスター!せっかく自制できていたのに。

神様に祈ったのに、怪物になってしまった( ;  ; )


そしてヨハンの脳を移植されたきっかけで人間の感情を手に入れ、殺人の記憶は自分のものなのかヨハンの記憶なのか混乱しつつまた神に祈るも全てもう遅く。

ここからのバルムは涙無くしては観ていられません( ;  ; )



同僚のシン刑事は、あっさりアレされちゃって、えぇぇぇー!

このポアされる流れ、要らなくないですか。何もそこまでしなくても…可愛かったのに


最終話、刑務所で元の親友と再会したシーン、

この友人も、今まで仲良くしていたバルムが全部演技だったのかと考えるてきっと悲しかったよね〜( ;  ; )本心で楽しくしてくれたこともきっとあったはずだよね〜( ;  ; )


モンスター期のバルム、こええよ!!


熱血ムチ、鈍感なり!!



脳手術してからのキレッキレ覚醒バルムとムチのコンビはなかなか見ていて楽しかったです。

だからこそ、自分の本性に気づいて段々苦悩していくバルムが悲しい流れでしたね…


バルム役のイスンギ、鼻が気になる。


記者の女性には終始イライラ。


ボンイは良い子だ。好感。

最後雨の中1人で元気に歩いてるシーン、きっとバルムを思い出さないようにしてたんだろうなと切ない。


ムチの玉子売りはよく似合っていた。

最終話で、自分の首にかけてたタオルが臭くないかそっと嗅ぎ、そして隠す(臭かったのだね笑)くだりが、序盤でボンイにハンカチ渡す時に臭くないか嗅いでたシーンのオマージュかと可笑しかった。


元祖サイコパス殺人鬼ハンソジュン、もう今後どのドラマで観てもハンソジュンにしかみえないくらい不気味だった。


エンディングの後に仕込まれていた、実は続くの?というおまけ映像は何??!


以上。


U-NEXTだと40話くらいとめちゃくちゃ長いけど、観てよかったです。

ひとつひとつのシーンに意味があって、伏線だらけで、最後見事に全部回収してくれました。

最終話のあと、何話か見返しちゃった。スピンオフもまた見直しましたが、最終話見た後に見返すとまた違う感想で涙涙です。


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「サイコパスに感情が芽生えたら」という設定、3年くらい前に読んだ「怪物の木こり」という小説にもありました。



これ、映画化したらしいですね!しかも亀梨くんてびっくり!原作読んでた時は、阿部寛とか大沢たかおみたいなゴツい系おじさまで脳内再生して読んでたから…

「怪物の木こり」も面白かったけど、このドラマの方が数百倍深く掘り下げていて面白いです。