がじです。

 いよいよ最後のプロテインスキマー。これを減らせるか考える事にしました。
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 プロテインスキマーの働きは物理的に蛋白質や脂質を除去する事によって濾過する事です。生物濾過と異なり硝化反応を伴わないのでpHに対してほとんど影響がありません。但しサンゴ等の育成に必要な微量生物も排出してしまうので添加剤や水換えで補う必要が有ります。

 プロテインスキマーのもう一つの働きは強力な曝気による酸素の供給です。海水では飽和溶存酸素量が淡水より低くなるのでエアレーションは大切です。特に外部フィルター等の場合、濾過細菌まで酸素が充分届かないと機能しない場合も有ります。
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 エアポンプやディフューザーを使う事によって酸素を供給出来ますがそうすると塩ダレ対策が必要になります。

 プロテインスキマーが中心のベルリンシステム等では外す事は出来ませんが、魚中心のシステムではどうでしょうか?
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溶存酸素が確保できていて、 充分に生物濾過が機能していてpHの変化に合わせて定期的に水換えしていれば不要だと思います。

 ただ蛋白質が分解される前に除去出来るので硝化が和らぎ、pHの低下を遅らせる事が出来るので人工海水の節約になるかも知れません。溶存酸素も増やす事も加味すると無駄ではないと思います。

と言う事で
・外部フィルターの溶存酸素が不足しがちなケースでは有用。
・上部濾過やオーバーフローで溶存酸素が確保しやすく、魚中心の場合は無くても良い。
・サンゴ中心の場合は必須。
と言った感じでしょうか?

 溶存酸素の事が気になったので次回はどの程度の溶存酸素が有れば良いか調べてみたいと思います。

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