#73 磯部佑将です。
僕は昨年の7月末に引退しましたが、引退後は実習に卒論、資格試験など感傷に浸る暇もなく忙しい日々を送ってきたので、これを機にフットサル部で過ごした約3年間を振り返りたいと思います。

僕がフットサル部を知ったきっかけは一つ上の代で室長をしていた雄平さんの勧誘でした。その勧誘をきっかけに体験入部に参加しました。体験入部ではコロナ禍できていなかったフットサルが久しぶりにできたこともあり、とても楽しく、先輩方も気さくに話しかけてくださり、フットサル部に惹かれました。フットサル部に惹かれたものの、僕は持病の再発を危惧して入部に踏み切れずにいましたが、同期のあおいや一つ上の代のキャプテンのけんやさんが寮の部屋に来て熱心に勧誘してくれたおかげで入部を決意しました。

入部してからは高校以前のフットサルにはなかった戦術やサインプレー、スピード感に苦戦しながらも楽しい日々を過ごし、ありがたいことに入部2〜3ヶ月でトップチームの公式戦でプレーする機会を頂いただくことができ、順調なスタートを切ることができました。

しかし、順調なフットサル部での生活は長くは続かず1年生の末に持病が再発してからは、長く苦しいリハビリ生活を過ごしました。
再発した持病はその後の2年半を通してあまり良くなることは無く、加えて、2年半で4回の大怪我をしてしまい2.3.4年生の記憶はほとんどリハビリしかなく、最終的には満足にプレーすることができない身体になってしまいました。復帰してもすぐリハビリに戻ってくる自分のために毎回メニューを考えてくれて、根気強くリハビリに付き合ってくれたトレーナー陣には本当に頭が上がりません。

そんな生活をする中で何度もフットサル部をやめようと思ったことがありました。しかし、やめようと思うたびに、部に温かく迎え入れてくれた先輩方や可愛い後輩たち、そして何より一緒にプレーしようと励ましてくれる同期の顔が浮かび、やめるという決断に至ることはありませんでした。

そして、気がつけば4年生の関カレを迎えていました。関カレでもメンバーに入ることはできたもののやはり身体は万全で無くベンチ入りすることはできず大会を終えました。
当初、自分の中では関カレを最後に引退することを考えていましたが、同期のだいきから区切りの試合を設けることを提案され、あまりいい区切りとは言えないですが、サテライトの選手権千葉県大会の予選リーグを引退試合とすることにしました。
引退試合の日、1試合目は5-0と快勝できましたが、僕自身は緊張やプレッシャーもあってかチャンスを決めきれず、得点を決めることができませんでした。本当にフットサル部の一員としてプレーする最後の試合であった2試合目では1-0で迎えた後半残り1秒でゴールを決めることができました。同期6人や後輩たちの大声援を受けながら、ゴールを決めることができ、3年間の苦労が少し報われた気がしました。

というようにフットサルのプレーをすることにフォーカスを当てると満足にプレーできた期間が少なく悲惨な3年間だったと自分でも思いますが、フットサル部で過ごした3年間は間違いなく自分を成長させてくれました。
そして、フットサル部での活動を通して出会った方々に支えられて部活を続けることができました。僕を温かく迎え入れて、優しく、時に厳しくフットサルを教えていただき自分を引っ張ってくれたしんじさんや先輩方、頼りなかったと思いますが、自分についてきてくれた後輩達、部活の内外で多くの時間を過ごし、くだらない話も真面目な話もたくさんして、怪我続きの自分を励まし、最後まで寄り添ってくれた同期には本当に感謝しています。改めてありがとうございました。

まとまりのない拙い文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
自分はこれからフットサル部に関わることは少なくなりますが、これからは後輩たちがフットサル部の歴史をつくってくれると思うので、これからも順天堂大学フットサル部GAZIL/jfc をよろしくお願いします。