「軍人勅諭」は、明治15年1月4日に明治天皇が陸海軍軍人に下賜した勅諭です。

忠節・礼儀・武勇・信義・質素を軍人が守るべき徳目として挙げていますが、とくに「世論に惑はす、政治に拘らす」として、世論に影響を受けたり、軍人が政治に関与することを厳しく禁止しています。

 

明治天皇は富国強兵を国策としながらも、軍部が将来暴走するを予感されていたのでしょうか。

憲法の許す限り平和を追求された明治天皇の危惧が、昭和になって現実になってしまったのは残念でなりません。