本田霊学の鎮魂法と帰神術について-243
本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。************************三輪椙麿氏由来の「布留倍之霊由良」の中に、天行居友清氏は妖魅界の神憑りなので信用できないと長沢翁より聞いた旨の記述がある。この三輪氏の話はかなり信憑性が高い。長沢翁或いは門下の方が友清氏の審神者をした結果として妖魅と断定されたのだから。横山信行氏は友清氏について「長沢の講義のみを受ける」(「本田親徳の霊学思想と鎮魂法と帰神術について」)と述べているが、「布留倍之霊由良」を見ると妖魅の神憑りと断定されているので、少なくとも一度は誰かの審神者を受けていたと考えられる。我々のような本田霊学の学統を継承する側からみると、本田翁の書かれた文献の一部を取り入れたに過ぎない出口氏や友清氏らの鎮魂帰神法なるものが、巷間なぜ本田霊学の系統図の中に含まれるのか、甚だ疑問である。皇法と共に法術 を継承しているならば、本田霊学からの分派としてもよいだろうが、実際には著しくかけ離れている。法術の面では、大本や天行居で実際の指導風景を見れば、或いは写真を元に説明を聞けば、すぐに本田霊学とは全くの別物だとわかるはずだが、一部の学者の方々は文字の上だけで判断し、同じような技法だと誤解している。なんとも信じ難い話だ。