夜の京都鉄道博物館(ブライダルフォト) | gayasan8560のブログ

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趣味の鉄道、街歩きネタを中心としたブログです。鉄道については、主に歴史的視点からの記事が多いです。

京都鉄道博物館では、平日夜間に貸切で婚礼前撮りサービスを行っています。他のお客さんがいない閉館後の博物館内で、好きな車両の前や車内で二人の写真をプロのカメラマンに撮影してもらえるのです。

京都鉄道博物館の婚礼前撮りサービス開始に関するJR西日本の記事

私の共通の友人同士が結婚することになり、”新婦”の強い要望で京都鉄道博物館の婚礼前撮りサービスを利用することになりました。撮影には友人も立ち会えるということで、私を含めて数人の友人が参加してきました。

私のとって初めての京都鉄道博物館。少し距離があるのですが、今回は京都駅から歩いて行きました。博物館の近くには新駅(梅小路京都西駅)が建設中で来年春に開業とのことなので、次に京都鉄道博物館に来るときは、もう京都駅から歩く必要はなさそうです。

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撮影は17:30の閉館後から行われるのですが、当事者以外の立会人は営業時間内に入館料払って入館しておく必要があります。平日の夕方ということもあり、初めての京都鉄道博物館をのんびりと見て回ることができました。さらに、当日は京都駅始発の臨時サンライズ出雲93号の運転日だったので、博物館近くに留置されている285系を見ることができました。

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敷地内に保存されている旧二条駅舎の二階が新郎新婦の更衣室になります。閉館時間少し前に、そこに集合していよいよ撮影開始となります。事前にこういう場所(車両)で撮影したいという希望を出しておくのですが、いろいろな事情で希望が100%通るわけではないようです。、今回についていうと、こちらからのリクエストは大部分OKだったようで、電気機関車の車内で撮影したいという要望が、狭くて衣装が汚れる可能性があるということで、希望の車種から運転台の広い車種に変更させられた程度の変更で済んだようです。

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本館二階から一階を見下ろしても、当たり前ですが誰もいません。

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希望すると、普段は公開していない車内に入ることができます。上はマロネフ59の車内です。レトロな感じがウエディングドレスに良く似合います。

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トワイライトエクスプレスの客車にも入れます。営業中は乗る機会の無かった車両に、まさかこのような形で乗れるとは、感慨深いものがあります。

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上の二枚の写真、上が閉館後の撮影時のもの、下が営業時間内のものです。同じ車両を写したものですが、違いがわかりますでしょうか? 実は583系のヘッドマークが、ふだんは「月光」表示になっているのですが、閉館後の方は「雷鳥」になっています。このようにヘッドマークについても、希望すると可能であれば変えることができるのです。

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撮影にはカメラマンだけでなく、博物館の学芸員の方も立ち会われます。その学芸員の方に教えていただいて撮影したのが上の写真です。本館二階にある自動改札機の上にあるLED発車標の表示に注目してください。博物館開業前時点のダイヤにそった表示になっているようですが、今では見ることのできない「大垣」行きの表示が出ています。しかも、「大垣」行きは鉄道博物館の営業時間内には運転されていないので、ここで「大垣」行きの表示を見るには、営業時間外に館内にいる必要があるのです。「雷鳥」表示の583系といい、なかなかレア度の高い内容です。

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約2時間かけて館内のいろいろな場所で撮影して、旧二条駅舎に戻ってきます。当事者は当然ですが、立ち会った我々にとってもエキサイテングなひと時でした。
このような非日常の素晴らしい体験を味わえる機会を与えてくださった友人夫妻に感謝感謝です。