井川線日帰りツアー。アプト区間を抜けて最初に降りったったのは奥大井湖上駅でした。奥大井湖上駅は、長島ダム建設により誕生した人造湖「接祖湖」に半島状に突き出した陸地に設けられた駅です。そんな場所なので、まともな利用客がいるわけもなく、この駅で乗降するのは観光客だけです。
駅裏にある展望施設から駅を見下ろしたものです。湖の対岸に見える橋は、ダム建設前の井川線旧線跡です。
奥大井湖上駅の前後には、レインボーブリッジという名前の橋が架かっています。東京のレインボーブリッジよりも古くからあり、こちらの方が本家筋になるわけです。
上の写真にもあるように、井川方のレインボーブリッジには線路脇に歩道が設置されており、ここを渡っていくと奥大井湖上駅を見下ろす展望場所に行けます。さらに県道を歩いていけば隣の接阻峡温泉駅まで行くことも可能です。
レインボーブリッジを渡り、階段・山道を15分ばかり歩いていくと奥大井湖上駅を見下ろす撮影スポットにたどり着けます。観光パンフレットなどにも良く出てくる有名な場所です。私たちが訪れたときも、外国人を含め十人くらいが写真を撮っていました。以下の写真は、そこから撮影したものです。
湖面に緑が写りこむ新緑の季節も良し、紅葉の時期も良し、寒いのを我慢すれば冬の雪景色も魅力的な、確かに人気になるのもうなずける撮影スポットでした。