坂本駅から京阪線に乗り、浜大津駅で乗り換えて京都市内に向かいます。路面をゴロゴロ走っていた車両が専用軌道に入り、さらに地下鉄になるという変化に富んだ体験は、関東に住んでいる人間には新鮮です。
今回、地下駅になった蹴上駅に初めて降りましたが、構内の太秦萌のイラストを見て市営地下鉄の駅になったんだなあと実感しました。
今回の旅行最後の目的地は、蹴上駅のすぐ近くにあります。
地上に出てインクラインの土手沿いに少し歩くと、インクラインの土手を貫くトンネルが見えてきます。外見も歴史を感じるレンガ積みですが、内部を覗くとらせん状に捻じれてレンガが積まれており、何か異空間への入口のような、ただならぬ気配が感じられます。これが、最後の目的地「ねじりまんぽ」です。インクラインとトンネルが斜めに交差しており、アーチの強度を保つために、このようなレンガの積み方になったそうです。
ちょうどインクラインの土手の桜が見ごろだったので、ねじりまんぽも大勢の花見客が通っていましたが、思ったよりも捻じれたレンガ積みには気が付かないようです。京都の人には当たり前の風景なのでしょうか。私一人が興奮してトンネル内を撮影していました。
ねじりまんぽを通り抜ければ、もう南禅寺まですぐです。せっかくなので南禅寺に行くことにしました。
途中の金地院脇の路地も桜が綺麗でした。
南禅寺の水路閣。昔よりも多くの人が見に来ていて賑わっていました。ブラタモリとかで紹介されたからでしょうか。
このあとは、蹴上駅に戻って地下鉄で京都駅に向かい今回の旅行は終わりです。旅の最後に京都で満開の桜が見られて満足でした。