昔の男と言っても、ダンスの元リーダーさん(Tさん)のことです

10年近く前に3年ほどペアを組んで競技会(JBDF)に出てました

スタンメインでラテンもです

 

時々ブログにも書いてますね

 

まだ私は在職中で、彼はすでに定年退職して時々アルバイトなんどをしてました

 

丁度私の父が亡くなった前後に、パートナーになってと言われて組んだのです

自分の仕事も定年間近になっていて少し時間に余裕が出てきた頃で

一度はアマ・アマで競技をやってみたい気持ちもありましたし

私にとっても最後のチャンスかな?とも思いましたしね

 

3年間弱でいろいろありました(笑)

ダンスにおいても、特にペアダンスについては本当に勉強になりました

 

先生相手ではわからなかったことがいっぱいありましたね

プロ(先生)がプロたる所以なんかもよくわかりました

ダンスに対する考え方も変わりました

3年の壁は越えられませでしたがとても良い経験でした

 

その年代、60歳前半というのは自分だけでなく家族の問題も起きてきますし

親のことなんかですね

金銭的な状況も変化していきます

仕事からリタイアした人と現役の最終コーナーの人ではこれも違いますから

 

彼とはコロナ禍で3年以上連絡をしていなかったのです

懐かしくなってメールをしてみたら

彼のほうのアドレスが変わっていて届きませんでした

で、電話したら電話は通じた

 

私もほぼ完全リタイアで時間と気持ちに余裕ができたこともあって

和やかに会話は進みました

 

ああ~こういう穏やかな人だったな、それが時としてもどかしかった

性格は私とは逆

 

私は猪突猛進であまり後先考えないで突っ走るのに

彼は、前後のことを慎重に考える

 

会話の中で

もう彼は踊っていないと

なぜ?と聞いたら

おばちゃん達とパーティなんかで踊るのより、

真剣に練習して少しでも踊れる様になるのが好きだった

 

そのことに気が付いたんだよね

となると、レッスンも受けたいし、でもお金の問題があるでしょ

今は働いてないからね

 

もう4,5年動いてないから

踊ったら自分が情けなくなるかもしれないし

だから燕尾も靴も処分した

 

そうだよね

気力も体力も必要だけどまずはダンスに掛けられるお金がいるよね

時間もいるしね

動き続けていれば身体はなんとかなるけど

一旦やめてしまうと厳しいね

ダンスに対する気力がなくなるもんね

本音を言えば お金をかける気になれるかってことね

 

私自身だって、いまは楽しくレッスンをしてパーティーも楽しんでるけど

その楽しい気持ちがいつまで持つかはわからない

 

まだ踊ってるんでしょと彼

うん、まだ踊ってるよと私

相変わらずだねええと彼

 

いつかまたね

 

という会話でした

 

どうやら、ダンスを楽しみたい、踊りたいという気持ちが

継続して持ててるというのは

とても幸せなことなんだなと思ったのです