GAYAさん あなた好きな人いないの?

恋人がいなくても、テレビでも映画でもいいなって思う人 一人くらいいるでしょう?

 

第一母港の渋谷の教室での肝っ玉母さん:パートナー先生の言葉です

 

サンバのデモのあと、ルンバでデモをすることにしたのは昨日書きましたよね

 

足元のユウレイも少し退治できて

振付も終わりました

先生の腕を鉄棒替わりに逆上がりみたいに降りあがって背中に乗って、

反対側に降りてそのまま脚をくぐるっていう

アクロバットみたいなのもできるようになりました

 

大分できるようになったのです

 

渋谷の教室にたどりつくまで

踏歴だけは長くなりながら、あっちこっちで細々とダンスを続けていました

その間、個人レッスンを受けたり、サークルの団体レッスンも

ペアレッスンも受けていました

今となっては何を習っていたのかさっぱり覚えていません

が、無駄ではなかった

 

渋谷で腰を落ち着けてじっくり先生とレッスンができて

そこにパートナー先生からのアドバイスなんかも加わって

宙に浮かんでいたバラバラだったピースが

パタパタと収まりだしたのです

 

そんなある日

パートナー先生に声をかけられました

 

GAYAさん、だいぶ出来てきたね

でもね、GAYAさんのルンバに決定的に欠けているものがあるの

それはね「色気」「表現」

 

ルンバって男女の愛や駆け引きを踊るっていうのは知ってるわね

今、GAYAさんが踊る曲は まさしくそういう曲よ

ラジオ体操じゃないの

踊るって、表現することなの

GAYAさんは このルンバを踊るための色気がゼロよ!ゼロ!

と・・・こんな感じ

 

さらに出てきたのが

冒頭の言葉でした

 

渋谷の教室で教えてもらった中で

強烈に残っているのはこの場面です

 

冒頭の言葉には続きがあります

 

なにも、先生に恋をしろって言ってるんじゃない(そりゃそうだ)

先生を恋しい誰かだと思って踊りなさいって言ってんの

演技よ!演技

 

さて、困った・・・

好きな人?

いない!

いいなあって思うのは全部漫画の主人公(私は今でいうオタクでした)

職場は男性ばっかりでもそんな風に考えたこともなかった

つまり、二次元の人物に憧れても三次元は無し

 

おずおずとそれをパートナー先生に伝えたら

絶句してましたっけ(笑)

 

それでもパートナー先生の言いたいこと

ダンスは表現だということは十分理解できたのです

 

さて、ここから研究熱心な私は「演技」って言葉を頼りに

試行錯誤を続けました

 

残念ながらルンバのデモには間に合わず

ビデオでみても、離れている二人が駆け寄るように接近して・・・

ってシーンは

「父ちゃん会いたかったよ~~」

にしか見えませんでした

 

それだけでも進歩だとは思いますけどね

 

それから十数年たって

猪突猛進で「演技と色気」を追及した結果

 

メーターの針はゼロからmaxに振り切れて

演技でも限度があるだろ~~

場所を選べよ~~

まで行ってしまうのですがこれはいつか機会があったらにします

 

三部作 終了