結果的には自公の圧勝となった今回の選挙。
まあ、これはある程度予想通りだったというのが大半の人の意見なんじゃ
ないかな。
どちらかというと、民主がどこまで落ちるか、維新・みんなといった第三極が
どれくらいまで伸ばしてくるか、その他諸々がどうなるか、という方が予想の
しがいがあったと言えなくもないのかも。
でも、そんなこんなよりももっと気になる、もっと深刻な事実が一つ。
昨日も途中経過を書いたんだが、最終的な確定投票率が衆院選で戦後
最低を記録したという。
数値では、小選挙区が59・32%、比例代表が59・31%で、前回(2009
年)の衆院選を小選挙区、比例代表とも9・96ポイント下回ったらしい。
・・・なんでこうも上がらないんだろうか?
今回の選挙って、前回もそうだったけど誰がどう考えても何かが変わる事
が予想されたでしょう。
そんな大事な時なのに、ここまで無関心が増えているというのだろうか。
どうせ○○になるだろうから、とかって人ばかりになってきたのか・・・?
ニュースサイトで「総務省幹部は今回の下落の原因を「話題性の高かった
前回、前々回の反動ではないか。忙しい年末だったのも一因だろう」と分析
している。」なんて書かれていたが。
話題性と言うのであれば、少なくとも俺は前回を十分上回っていたと思うん
だけど。
この3年間で一体どれだけの「話題」があったというんだろうか。
震災しかり、原発しかり、雇用に景気、外交に領土にTPP、消費税や年金
だってある。
「忙しい年末」って言ったって、そんなのほとんど理由にならんでしょ。
日曜が嫌なら期日前投票だってできるし、当日だって朝の7時から20時
までやってるんだし。仕事なら出勤前か帰宅時に寄れるんじゃないか。
勿論全てじゃなくて、行きたいのに行けない人ややむを得ない人だって
大勢いたと思う。
それでもこの数字は酷い。これがそのまま今の日本の関心度を表している
のかと思うと残念で仕方ない。
まだ年代別とかの細かい分析結果が出てないからなんともだけど、またも
や若い人が圧倒的に数字が低い、なんて事になってないと良いんだが。
一体何がここまで関心度を下げたのか。
行くだけ無駄、行ったところで意味が無い、1票に何の意味がある・・・。
そんな意見が半数を占めるなんて、悲しすぎる。
選挙区によっては本当僅差での戦いだってあったんだから、その僅かな
差を傾ける重大な1票となる事だって十二分にある。
そもそも「持っていて当たり前の権利」じゃない。
今後、少しでもこれから改善されて行けば良いんだが・・・。