ベントは、ゲイ・同性愛をテーマにした有名な戯曲。この舞台が日本初演されていたときは、故 野沢那智さんが演出の劇団薔薇座で、再演されたときは、たしか役所広司さんが主役を演じていた。ちなみに、アメリカでの舞台初演を演じたのはリチャード・ギア。
「ベント/堕ちた饗宴」 (へんな日本語タイトルだったなぁ.....)として、15年程前には、この舞台が映画化。1930年代のベルリン。ナチス・ドイツによって迫害されたゲイ・同性愛者たちの悲劇を描いている。
今回上演する、「はすいけタイムズ」公演によるプロダクションの舞台を、僕が拝見させていただいたのは、今から2年前、座・高円寺の舞台であった。
僕自身ゲイとして、見ていて非常に重苦しく、辛い部分を感じる舞台ではあったけど、捉えられた主人公たちが、獄中立ったまま、言葉によって「愛を交わす」有名なシーン。エロチックであるのと同時に、悲しくもあり強く胸を刺す、僕は涙が溢れてしかたがなかった。
BLボーイズラブなんかとは、全く趣の異なった、ゲイの恋愛劇。上演期間が短いのが残念だけれども、興味のある方は、是非、ご覧いただきたい舞台。
---以下、はすいけタイムズホームページより
http://hasuiketimes.jimdo.com/bent/
「ＢＥＮＴ」 ベント
はすいけタイムズ公演
誰も愛さずに生きるのか、
誰かを愛して死ぬのか、
1934年ベルリン
どちらかしか選べない時代の物語
作／マーティン・シャーマン
訳／青井陽治
演出／ナガノユキノ
■東京公演
２０１３年５月１０日（金）～１２日（日）
まったなしスタジオ
■京都公演
２０１３年５月１７日（金）、１８日（土）
京都府立文化芸術会館ホール
【キャスト】
小田マナブ、丸本育寿、側見民雄、
青沼神対馬、砂山康之、蓮池龍三
【スタッフ】
舞台監督／辰巳次郎、照明／松尾淳一、音響／山田健之、
美術／乘峯雅寛（文学座）、衣裳／イカラシヒロコ、
宣伝美術／松田チリ、舞台監督助手・演出助手／福井智美、
制作補／糸山智子、制作／高橋俊也（THEATRE-THEATER）
協力／オーガニック・シアター、
京都公演協力／京都労演、劇企画パララン翠光団、京都公演応援団おひとりおひとり
友情ブレーン／金晃生
Special Thanks／（株）メッセージ、P・A・C、（株）ぷろだくしょんバオバブ、（株）エ・ネスト
主催／はすいけタイムス
【ものがたり】
ヒットラー政権下のドイツ。
軍隊から追放されたホモセクシャル200人が虐殺された。
空想を含むあらゆる同性愛行為が禁止される。
そんな時代に・・・
マックスはダンサーのルディとベルリンから逃亡。
国内を転々とするが、ついには囚われの身となる。
その護送車の中で・・・
【タイムテーブル】
東京公演 ５月１０日（金）１６：００☆公開ゲネ
１１日（土）１４：００と１８：３０
５月１２日（日）１４：００
京都公演 ５月１７日（金）１９：００
５月１８日（土）１３：３０
（開場は上記開演時間の30分前）
【会場】
東京公演 まったなしスタジオ
（西東京市田無町6-3-8 村田ビル２階）
京都公演 京都府立文化芸術会館ホール
（京都市上京区河原町通広小路下ル）
【チケット】
東京 一般／２５００円（日時指定・自由席）
☆公開ゲネ／２０００円（同上）
取扱／hasuiketimes@gmail.com
TEL ０９０－３４７４－７９９９（制作携帯）
FAX ０３－３３９７－６７５５（はすいけタイムス）
Confetti ０１２０－２４０－５４０（平日10時～18時）
京都 一般／３５００円 学生／２５００円
中高生・障得者・同伴者／１５００円
（すべて日時指定・自由席）
取扱／hasuiketimes@gmail.com
TEL・FAX ０７５－２１１－７８５５（京都労演）
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