所属している合唱団の定期演奏会が終了しました。お世話になりました皆様、
そして、なにより 演奏会にご来場くださった皆様、有難うございました。
経歴も、年齢も、出身も、物の考え方も、価値観も、生きてきた文化も、
まったく異なった人たちが、ひとたび声を合わせたときに、音楽になる。
合唱の醍醐味っていうのは、そういうものだよなぁ.....と、
改めて実感・感動して います。



同じ考え方、同じ文化、同じ声、同じ価値観の人だけを集めた"声"は、
それは、それは素晴らしい"音"にはなるけど、自分の理想とする
"ハーモニー"とは、想いが異なっていて、異質なものを、互いに認め、
重ね、内容を高めていく、そんな考え方、社会のありようにも似た、
ひとつの理想の形が、合唱音楽の素晴らしさだと、感じています。



思えば、この合唱団は
ゲイネスの受け入れ度合も、年齢(20台~50台まで)も、
音楽経験(ゲイバーのママから、初心者、音大出身者の方まで)も、
居住エリア(首都圏、山梨、静岡、京都、茨城、などなど)も超幅広く、
「うたを楽しみたい」&「セクシャリティ」っていう共通点だけで集った、
数十名の団員が、声を合わせて音楽を楽しんでいます。まさに、
ゲイコミュニティの1つの理想形で、そこに長年参加できてることは、
自分にとって幸せです。



まわりくどく持論を書き連ねている理由は、
ネット経由で、コンサートや合唱団の存在の問い合わせを頂戴する
見ず知らずの"仲間"、自らの扉を開こうと問い合わせをしてくださる
名前も知らない方々が、未だ大勢いらっしゃったからで.....
※ちょうど同じ日に、New Yorkで開催されていたgay men'sコーラス演奏会
は団員200名以上、更にミュージカル女優リリアス・ホワイトがゲスト出演!



東京で、飲み屋や友人と容易く交流ができている自分たちには
あまり、その意識が薄いのだけれど、
ゲイコミュニティとの接点すら乏しいと思われる方や、
地方都市の方からの問い合わせ、在日外国人の方からの問い合わせも、
今年も多数 頂戴しました。
このコンサートが単なるきっかけとしてでも良いので、自己のセクシャリティを
受け入れ、多様なコミュニティとの接点となってくれたら、それだけでも
自分としては心満ち足りる、そんな気持ち です。



今日はご来場ありがとうございました 今日は、フラ...フラフラ....でした(笑) zzzzz)