ヒラリー不支持の本当の理由



先日、トランプ・ヒラリーの支持率は、実際は拮抗しているということをエントリに書きました。

http://ameblo.jp/gawasagawa/entry-12213821588.html


10月下旬まではヒラリー圧倒的優位の報道で溢れていたのが、11月に入り突如として「支持率拮抗」とのニュースになってきたその理由ですが、「私用電子メール利用」問題にFBIの捜査が入るという話で、ヒラリー支持率が急落している、それが報道のトーンです。例えば時事通信の記事

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161101-00000062-jij-n_ame


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 -私用メール問題って? 
クリントン氏が国務長官を務めていた2009年から13年まで、政府管理のサーバーではなく、私的に自宅に設置したサーバーを経由して6万通以上のメールを送受信していた、というもの。中には、公務に関係するメールも多数含まれていた。ハッカーの攻撃に対し、個人サーバーは十分安全と言えないことから、国家機密を危険にさらしたとして、大きな批判を浴びた。

---[引用終了]---------------------------


こういう報道をみるたびに、日本のメディアの汚染も極まってきたなと思うわけです。よく考えてください。「機密情報を私用アドレスでやりとりするなんて断じて許せん!」こんな理由で、支持する候補を見放すことがありますか?仮に、貴方が安倍支持者だとして、総理安倍さんが日銀黒田さんへ重要メールを、私的アドレスで送信していたとする。それを聞いた貴方は、「もう安倍なんて支持しない!」と憤慨するのでしょうか?


馬鹿を言ってはいけません。そんな高潔な怒りを持つ国民なんて、数えるほどですよ。ヒラリー不支持が広がるのは、「機密情報を私用アドレスでやりとりするなんて断じて許せん!」という理由ではない。


ヒラリー不支持の本当の理由は、別にあります。本当の理由を述べている珍しいメディアがありましたので載せます。

私の認識(=例のカナダ人の友人経由の情報)も、このコラムと全く同じです。

中日新聞です。弱小新聞社だからこそ、逆に真実が書けるのでしょうね。

http://chuplus.jp/blog/article/detail.php?comment_id=5850&comment_sub_id=0&category_id=534

要するに、機密情報を私用アドレスで」云々はどうでもいいのです。そうではなく、ヒラリーのやっていることが嘘と腐敗にまみれていることが明らかになってきた、というのが不支持の本質です。



腹立たしいと思いませんか。


日本の主要メディアは、「ヒラリーが嘘と腐敗にまみれていることが明らかになった」のでヒラリー不支持が上昇、とは言いません。それが真実なのに。


他方で「機密情報を私用アドレスでやりとりするなんて断じて許せん!」というくだらない怒りによりヒラリー不支持が上昇している、と言うのです。真実を隠して、ヒラリーの問題を矮小化しているのです。


この現象は、なんのことはない、メディアがヒラリー支持だから、という背景があるだけです。日本や米国のメディアにジャーナリズムを名乗る資格などないのです。


嘘と腐敗にまみれているのは、なにもヒラリーだけではない。日本米国の主要メディアも嘘と腐敗で固められているのです。上記、時事通信の解説をみれば、メディアの嘘と腐敗は一目瞭然です。


哀しいことです。