10分でモーニングサテライト 2023年12月13日 | 10分でモーニングサテライト

10分でモーニングサテライト

市況予想
⇒ 各エコノミストの的中確立を公表する

 

 きょうのマーケット

銘柄  最新値 前日比 大引比 円換算
為替  145.52      +0.14
金  1995.8  +2.1  -7.3  -25円
銀  23.065 +0.007 -0.210 -0.9円
白金  934.1  +18.4  +13.1  +65円
原油  68.97  -2.59  -3.21 -2870円
コーン485.25  +3.75  +2.25 +160円
大豆 1342.75 -10.50 -12.50 -600円

米2年国債利回り 

米10年国債利回り

SP500

イールドスプレッド

10年実質金利

NYダウ 

VIX指数

 

 

 米 消費者物価

11月 消費者物価指数 前年比

  • +3.1% 10月+3.2%
  • コア指数 +4.0% 10月 +4.0%
 
 

 

 ドイツ景況感

12月 ZEW景況感指数 前月比

  • 期待指数 12.8+3.0
  • 市場予想 8.8
 
バンバッハ所長
 ⇒ 財政危機にも関わらず経済への期待はわずかに上向いた
  • ECBが中期的に利下げすると予想する回答者が倍増したことによる
 
 
 
 
 

 

宿谷俊樹 昨年的中確率 83.3% 

第一生命 DLI NORTH AMWRICA

 

米 CPI

インフレの鈍化が確認された

 ⇒ 株価は下落して始まった ⇒ 長期金利低下 ⇒ 株価上昇

  • 全体としてインフレは落ち着きつつある
 
今後の見通し
 ⇒ CPIやコアCPIは減速が続くだろう
  • ジローの他賃指数が低下
  • 原油価格下落
⇔ FRBが利下げの転じるにはインフレの明確な鈍化が必要

引き続きインフレ指標に注意

 

 

 

 

小川佳紀 昨年的中確率 25% 

岡三証券

 

今日の予想レンジ

32700円~33000円

  • 11月CPIを無難に通過で安心感
  • 上値を積極的に試すことはない
 
走り出した巨象”インド関連株”

  • 今年 15%の上昇と堅調
  • 中国株からインド株へ資金シフトが起きている
  • この傾向は続くだろう
 
インド株が堅調な要因
  • 人口増加⇒労働人口が若い
  • 消費拡大に伴う経済成長
  • 政治基盤の安定⇒首相継続
 

日本株への影響⇒TOPIXを上回る

  • スズキ
  • 関西ペイント
  • インドではGDPの6割が個人消費

☆ 今後は消費市場の拡大が企業に大きな影響

 ここ数年は中国関連株が注目されてきた

 来年は日本株のテーマの一つとしてインド関連株が関心を集める

 

 

 

 

 

 

今村卓 昨年的中確率 1敗 

丸紅経済研究所

 

 

米 ウクライナ首脳が会談

ゼレンスキーは十分な成果を得られなかった

 ⇔ バイデン大統領との間に齟齬はない

  • 議会 共和党の賛同を得られない
  •  ⇔ アメリカ南部の国境問題の方が優先課題
  •  ⇒ ここに十分な予算を取り付けないと賛成しない
☆ 駆け引きであって年末に何等かなものが通るだろう

 

 

 

意外に安定していた世界経済

2024年は

 ⇒ 地政学リスクは近年になく高まった

 

  • 今年は米中対立が激しくなった
 
 
IMF世界経済見通し (前年比%)

2022年実績 22年10月予測 23年10月予測 2024年予測

  • 世界 3.5 2.7 3.0 2.9
  • 先進国 2.6 1.1 1.5 1.4
  • アメリカ 2.1 1.0 2.1 1.5
  • 日本 1.0 1.6 2.0 1.0
  • インド 7.2 6.1 6.3 6.3 
  • 中国 3.0 4.4 5.0 6.3
☆ 世界経済は1年前と比べて相当良い
 ⇒ 先進国では日本 アメリカが堅調
 ⇒ 新興国もインドを中心に上昇
 ⇒ 中国も失速と伝えられているが大崩れしなさそう
  • コロナを克服する世界の復元力が表れた
  • 地政学リスクを上回った
  • アメリカでは7-9月期は5%成長でインフレ鈍化
  • ⇒アメリカは労総力供給の増加 働く意欲のある人が前年比で373万人増加
☆ 新たなインフレの芽は起きない
 ⇒ 1年前は悲観的過ぎた =復元力を見落としていた
 
日本も復元力がかなり働いている
  • 30年ぶりの高水準 春闘賃上げ率
  • 旺盛な設備投資計画
  • 人手不足を受けた省力化
  • ガバナンス改革を促す
  • 気候変動 経済安全対策などかなり大型の産業政策
 来年の全体感
 ⇒ コロナ禍の修復は終わる
  • 地政学リスクも低下してくる
  • 世界経済を揺るがす展開は考えにくい
  • むしろ世界は高めのインフレをどう抑えるか
 
2024年の世界経済は
 アメリカ ソフトランディングへ
 日本 1%前後の成長 ⇒ 長期低迷からの脱却
 ユーロ圏 ドイツを中心に厳しい
 中国 一層の景気減速
 新興国 減速しつつ安定
 
☆ 日本の世界経済への貢献が期待される
 
 
 
 
各国種のの支持率低迷
  • インフレ残存を首脳にぶつけている
  • 供給サイドが原因で首脳が打つ手が少ない
  •  ⇒ 選挙までにインフレが低下しない=逆風続く
 
 
 
 

内田稔 昨年的中確率 70% 

高千穂大学

 

 

 

今日の予想レンジ

144.80円~146.30円

  • FOMCを控えて日中は小動き
  • FOMC結果発表後は1円程度の値幅は見ておく必要がある

 

ドットチャートの24年末

前回9月のドットチャートでは2024年の利下げ幅は0.5%

 ⇒ 今回 政策金利が据え置きとなると2023年が5.375となる

 = 2024年末が4.875%であれば前回と同じ2024年の利下げ幅が0.5%となる

  • この場合 為替相場への影響は限定的となる
  • 仮に2024年末が0.125%となると来年の利下げ幅が0.25%となる
  • この場合はタカ派としてドル高になる
  • 逆に4.625%以下だと来年の利下げ幅が0.75%となる
  • この場合はハト派となりドル安になるだろう

 

昨年と比べてみる

 ⇒ 米 景気は底堅さを維持している

2023年FRB9月見通し⇒直近実績

  • 実質GDP +2.1 ⇒ +3.0
  • 失業率 3.8 ⇒ 3.7
  • PCE +3.3 ⇒ +3.0
  • コアCPI +3.7 ⇒ 3.5
☆ 特徴は想定よりインフレが落ち着いてきている
 ⇒ タカ派に転じる可能性は極めて低い
  • 一方 GDPの上振れにみられるように景気は底堅さを見せている
  •  ⇒ ハト派に転じるもいえない
 
☆ 0.5%の利下げが示されるのではないか
 + 記者会見が注目される
 
12月1日の講演抜粋
 ⇒ 政策金利が引き締めの領域に達した
  • 来年にかけてどの程度利下げを考えているか注目
  •  ⇔ このタイミングでハト派のシグナルを出すと株高などの資産効果
”利下げの議論は時期尚早”と言っている
 ⇔ 現在市場は来年1%程度の利下げを見ている
  • 利下げ期待をさらにあおるような表現は控えられるだろう
 
☆ 結論は今回のFOMCの影響は限定的と予想する

145円あたりを底堅く推移するだろう

  • 次の関心は日銀で現状レベルで推移するだろう

 

 

日本 12月 日銀短観

  • バブル経済直前 2019年以来の人手不足に直面している
  • 非製造業(就業者の8割を占める)宿泊 飲食  建設は2019年を超える
  • このようなトレンドが続いているかどうかが注目
宿泊 飲食=インバウンド
今年10月に訪日外国人が初めて2019年の同じ月を超えてきた
 ⇔ 中国からの旅行者は35%しか持っていない=伸びしろ大きい
  • 人手不足は続く可能性がある=賃上げが続く
  • 設備投資にも注目

 

 

 

 

円高シナリオの落とし穴
アメリカ 日本金融正常化で円高観測高まる
 ⇒ 二つの落とし穴
  • FRBよりECBの方が早く利下げに転じる=ユーロ安ドル高=ドル安になりにくい
  • アメリカ利下げの中で躊躇なく日銀が利下げできるか
 
☆ 短期的にはやや注意が必要
 FOMCで利下げ観測は変わらない

 

☆ 140円割ったところは底堅い

 

 

 

 

 宿谷俊樹

FOMC控え 投資家ポジションは

米個人投資家協会調査

 ⇒ 今後の6か月の株式相場

  • 強気 47.3%
  • 弱気 27.4%

  • 機関投資家もすでにオーバーウェイト
  • 株式の買い手不足感が広まっている
 
 
 
 
 
 
 
 

 きょうの予定

  • 日本 12月 日銀短観
  • 米 11月 生産者物価指数
  • 米 MBA住宅ローン申請指数
  • 米 FOMC結果発表 パウエル議長会見
 
 
 

 

 セクター別騰落率

  1. 情報技術 0.8%
  2. 金融 0.7% 
  3. 素材 0.6%
  • 不動産 ー0.1%
  • 公益 ー0.4%
  • エネルギー ー1.4%え

 

 
 
誤字すみません!