私たちの業界でフルオーダーメイドと聞くと
ほとんどはデザインからオリジナルで製作すること、
なんと今回はクロコダイルのカラーからご注文という
本当の意味でのフルオーダーメイドと言えます。
大判のクロコダイルで10枚、15枚と自然に枚数が嵩む
ジャケット、ブルゾンやコートなどのご注文では
あたりまえのように染色から行いますが、
お財布や名刺入れなどのご注文でカラーからとは
ガウディブランド発足後でも
数えるほどのケースしかないと思います。
それだけ本当にすごい、素晴らしいお客様と
巡り会うことが出来ました。
まずはクロコダイルが結んでくれた出会いに
感謝しなければなりませんね
さて今日のブログではどのようなプロセスで
染色を行ったか簡単にご紹介したいと思います。
まずご希望のカラーを正確に知る上で
「濃い目の~、薄めの~」とかいう言葉や表現や
インターネットにある写真などからだけでは
お客様が希望される色の理解に不充分なため
関連親会社「堀内貿易」で染色実績のカラーのカットの中から
ご検討頂くことからスタート
染色ごとにキープしているカラーカット
クロコダイル革の染色は数ある皮革の中でも特別難しく
業界的にも色がブレるは日常茶飯事
今回のような濃い色ならまだしも
薄い色はほぼ程度は様々ですが、間違いなくブレる笑
そのため染色実績のある色からお選び頂いた方が
工場でも染料の配合具合などレシピがあれば
ある程度安心して染色を任せることができるのです。
仕上がった濃紺ポロサス
色が決まるといよいよ本丸の革選び
通常染色の場合、染色ドラムの関係で
どうしても20~30枚くらいの革が必要になるのですが、
今回堀内貿易並びに工場からの特別なサポートによって
大変少ない枚数で染色することが出来ました。
しかも製作アイテムに最も適したサイズの良質なクラストを
数十枚用意してもらってその中から選びました。
種類はもちろんポロサス(スモールクロコダイル)
ポロサスのクラスト
ここまであたりまえのことのようにお話ししていますが、
これら一連のプロセスにおいて
特に革選び以下の部分については堀内貿易や染色工場の
手厚い協力があってのこと
そんな環境に身を置く私たちの強みなのです。
既にお客様からは身に余る感謝のお言葉をたくさん頂けましたが、
これから3月15日の最強開運日に向けて
いやその前のお誕生日に向けて
製品づくりに全力を注ぎたいと思います。
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