ポールサイモン作、“America”
この曲の出だし、チョーキングの音に一発で参った。
ポール・サイモンは、当時“Folk&Rock”というジャンルにいた。
しかし、なかなかの作り手で
その曲はジャンルをよく飛び越えていた。
誉めすぎかもしれないが
私が思うに、彼は“サイモン”というジャンルに位置していたように思っている。
件のAmerica。
私の好きなミュージシャンがカヴァーしている。
Sting、山弦、David Bowie。
意外にもStingはサイモンとツアーをしている。
その際、ギタープレイを教えてもらったそうだ。
彼の“America”もなかなか良い。
山弦のそれは、どこかで耳にして
CD屋に飛んで行って、山弦を大人買いしたきっかけになった曲。
雰囲気を壊すことなく、この曲に対する愛情とリスペクトを感じた(笑)
で、最後はBowie。
ニューヨークの何かのコンサート(9.11追悼か?)で
見たことのないキーボードを弾いていた。
そして、それは実にBowieらしいAmericaであったと思う。
本家が良いに決まっているが…
なかなかカヴァーも良い。
原曲の歌詞にこうある…
“Toss me a cigarette, I think there’s one in my raincoat”
“We smoked the last one an hour ago”
僕:タバコをこっちへ投げて。レインコートのポケットにまだあったと思うんだ。
キャシー:1時間前に吸ってしまったわよ。
こういう会話のような歌詞なのだ。
Bowieはこの隙間に、“she said”と入れるのである。
この目立たぬアレンジ(本当はダメなのかもしれないが)がたまらなく気に入っている。
さて、Sting。Message in a bottle付きです!(^^ゞ マーチン・ニューヨーカーが格好いい!