ひろゆきという人、なんとも絶妙な立ち位置に居る
議論の場で、相手を打ち負かすので“論破王”と呼ばれる。
私は、本来こういう人が苦手のはずだった。
しかし、彼と“対戦相手”のやりとりを見て(聴いて)いると
その印象はがらりと変わった。
むしろ、小気味良いではないか。
同じような妙な立ち位置にいるホリエモン。
この御仁と比べると
もの凄く好感度が上がる。
このひろゆきという人の論点は明快だ。
シンプルに回答を求めてくる。
ところが論破される側が自らずっこけて
その質問の根幹を無視し
論点をずらすのである。
あるいはひろゆきが話している途中に
言葉をかぶせて妨害してくるのである。
こうなると火がついてものすごく面白い論戦になる。
はぐらかすから
メスを入れられ、論破されてしまうのだ。
『YesかNoで答えてください』
『短く説明してください』
『まだ喋ってるんで最後まで言わせてください』
これのどこがいけないのか。
話が込み入った時の論理展開は
実に明快で聡明さを感じる。
が、その前に会話の原点、基本はここにある。
『相手が訊いたことに答えてよ』という理だ。
これ、会話の超基本ではないか。
広島県安芸高田市の市長にも
同じ匂いを感じる(^^;)
こういう日本人が増えてほしい。