唐突ですが、おうちに国語辞書はありますか?
広辞苑はお持ちでしょうか?
何かを調べる時、スマホを使うことが多くなった現代の日本人。
初めは紙の辞書しかなかった。
そこに電子辞書が参戦してきて、紙の辞書を駆逐した。
さらにスマホの普及率が上がり、もはや子ども達は辞書要らずになった!
これ、喜ばしいでしょうか?
国語や英語が苦手だという子に共通したある弱点があります。
それは辞書を引くのがすこぶる遅いということです。
初めは誰でも遅いのですが、一向に使う機会が増えないのでますます遅くなります。
それを指摘すると、スマホあるからいいやん!と返されます。
スマホには横に一文字違いの語句は出てきません。
言葉を調べていて、目に留まった別の語句をつい調べてしまう…。
ある言葉を調べていたら、その説明の中にまたわからない言葉があってそれを調べる。
つまり辞書サーフィンですね。
これを嫌う人も居ます。
勉強の邪魔だ、と。
でもそうでしょうか?
国語は言葉はあらゆる学問の基礎となるものです。
そのツールを知らずして知識を得ようとするのは本末転倒です。
だから国語は本来授業がなくても基本的な学力は身に付いているはずなのです。
なぜついていないのでしょうか?
厳しい私的になりますが、それは幼児期からの過ごし方に問題点があるのではないかと思っています。
例えば、時間に追われるお母さんが子どもを見ていられないので、ついアニメを流しっぱなしにして一人にしておく…。
これは往々にしてあることでしょう。
でもそうやって本来文字から入ってくる場面を先に絵面で与えられてしまう。
その繰り返しでいつしか子どもは頭の中の絵筆を捨て去ります。
そういう意味では、小さい頃に保育園に預けるの良いことかもしれません。
集団生活にも慣れますし、何でも自分でできるようになります。
いろいろなことに活発になる期待ができます。
小さい時ほど、いろいろな刺激が必要です。
そういう意味でTVやアニメは思考力が育ちません。
紙ベースでやるべきところですね。
漫画で勉強という本もありますが、やはりそれは本流から見れば外れている気がします。
漫画でないとわからない子にしてはだめです。
お家に辞書が何冊かある…そういう環境を作りましょう。
そして何かあると親が辞書を頻繁に引いている姿を見せましょう。