今週の阪神は、GⅡ阪神大賞典、芝・3000m戦です。
登録は14頭、勝ち馬には天皇賞・春への優先出走権が与えられ、今年の長距離戦線を展望する上で注目の一戦であります。
注目馬は、連覇を狙うディープボンド。
今回のメンバーでは抜けた存在に見えます。
相手探しの一戦の予感がします。
【過去10年の勝ち馬データ】
★前走GⅠなら連対、以下なら芝長距離重賞連対実績。
★前走GⅡ~Ⅲなら馬券圏内、以下なら重賞連対実績。
★前走準OP勝ち馬、以下なら重賞実績。
上記のキーワードでスクリーニングしてみると・・・。
【該当馬】
★GⅠ組
・ディープボンド(有馬記念2着、21:阪神大賞典1着)
・ユーキャンスマイル(有馬記念9着、20:阪神大賞典1着)
★GⅡ~Ⅲ組
・アイアンバローズ(GⅡステイヤーズS2着)
・トーセンカンビーナ(GⅢダイヤモンドS3着)
★準OP組
・マカオンドール(万葉S1着)
【有力馬】
★GⅠ有馬記念組
・・・2着ディープボンド、9着ユーキャンスマイル。
◎ディープボンド
有馬記念2着は、勝ち馬エフフォーリアにこそ敗れたものの、女王クロノジェネシスに先着、確実に力をつけた競馬に見えた。
また、ディープボンドは、昨年の覇者。
GⅠ天皇賞・春でも2着に好走があり、長距離のスタミナ戦は得意な舞台と言える。
【世代TOPの実績があり、今回は連覇可能性大】
〇ユーキャンスマイル
有馬記念9着は、レースは見せ場なく力負けの感がする競馬に見えた。
ただ、メンバーが強すぎたと見ればそう悲観する必要もない。
ユーキャンスマイルは昨年の阪神大賞典2着、一昨年は勝利しており、最も得意な舞台と言える。
【近走不振もこのメンバーなら】
★GⅡステイヤーズS組
・・・2着アイアンバローズ。
▲アイアンバローズ
ステイヤーズS2着は、レースは道中で逃げる形になったのだが、開幕週の馬場で楽に逃げる展開に恵まれた感がする競馬に見えた。
【今回のメンバーなら展開次第で浮上するか】
★GⅡ目黒記念組
・・・7着サンアップルトン
〇サンアップルトン
目黒記念7着は、レースは超のつくスローペースでの前残りの展開となれば、レース内容は着順ほど悪い競馬には見えなかった。
サンアップルトンの評価は、GⅡAR共和国杯で長距離戦のエース:オーソリティの3着があり、ユーキャンスマイルに先着している。
【重賞レースでは結果が出ていないが、今回はチャンス】
【その他の有力馬】
★GⅢダイヤモンドS組
・・・3着トーセンカンビーナ、10着アドマイヤアルバ、12着ゴースト。
△トーセンカンビーナ
ダイヤモンドS3着は、レースは最後方から良く追い込んだのだが、同様に2着馬ランフォザローゼスも外からの追い込んでいた。
外差しが利く馬場と展開に恵まれた感がする競馬に見えた。
【一昨年の阪神大賞典2着も展開次第か】
★OP万葉S組
・・・1着マカオンドール、3着シルヴァーソニック、4着マンオブスピリット。
〇マカオンドール
万葉Sの勝利は、レースはスローペースの流れだったが、ゲートで後手を踏みながら良く追い込んだ競馬に見えた。
しかし、イン有利と思える馬場でインを突く展開が奏功したか。
しかしマカオンドールは、2勝クラスの兵庫特別で後のGⅢダイヤモンドSを快勝したテーオーロイヤルと半馬身差の競馬をしている。
【重賞でも通用する力はありそうだ】
〇シルヴァーソニック
万葉S3着は、イン有利と思える馬場で終始外々を回らされたロスがあっ分、勝ったマカオンドールとは着差ほどの能力差はない競馬に見えた。。
この馬の評価は、2走前GⅡステイヤーズS3着好走がある。
【長距離戦のスタミナ勝負なら上位入線可能だ】