2018年GⅠ第157回天皇賞・春の展望 | 早乙女龍馬の競馬日記

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さて今週は、伝統の天皇賞・春、3200m戦です。

古馬のステイヤー決定戦でありますが、昨年までの王者キタサンブラックがターフを去って、ステイヤー路線は絶対的王者不在で混戦模様であります。

今年のメンバーでGⅠ馬はシュバルグラン一頭のみ。
昨年の菊花賞勝ち馬キセキも不在で、誰が勝っても驚けない状況であります。



さてその天皇賞・春、後述しますが圧倒的に内枠優位のレース。
過去77回中実に1~5番枠が39勝だそうです。
3200mの長丁場、スタート直ぐにコーナーがあり、スムーズにロスなく回る確率が内側の馬番が、スムーズにコーナーを回りその後折り合いをつけて良いポジションを取れば戴冠のチャンスがより増す事になります。

まず、ザックリと過去10年の勝ち馬を眺めてみると・・・。
前走GⅠかGⅡで3着以下でも、3000m以上のレースで連対実績、前走GⅡなら連対実績かGⅡ以上での実績馬・・・。
このキーワードでスクリーニングしてみると・・・。
シュヴァルグラン、カレンミロティック、クリンチャー、ガンコ、サトノクロニクル、チェスナットコート、レインボーラインが浮上してきます。

実績では前述のとおり唯一のGⅠ馬シュバルグランとなりますが、前走が13着と大敗。
昨年の同レース2着馬ですが、勝ちはJCのみであります。
つまりは、シュバルグランに勝っている馬がいる訳ですから、絶対的な強さとは言い切れない面もあります。

過去10年のデータから・・・。
【人気】
1番人気 (1-0-1-8)
2番人気 (4-1-2-3)
3番人気 (1-4-1-4)
4番人気 (1-3-0-6)
5番人気 (0-0-2-8)
6番人気 (0-0-1-9)
7〜9人 (1-1-0-28)
10人以下(2-1-3-78)


【馬齢】
4歳 (3-1-5-35) 6.8% 9.1% 20.5%
5歳 (4-5-1-39) 8.2% 18.4% 20.4%
6歳 (3-2-2-26) 9.1% 15.2% 21.2%
7歳上(0-2-2-44) 0.0% 4.2% 8.3%


【枠】
1枠(5-1-1-12)
2枠(1-2-2-14)
3枠(1-1-1-17)
4枠(1-0-1-18)
5枠(0-1-0-19)
6枠(1-1-2-16)
7枠(0-2-1-24)
8枠(1-2-2-24)


【前走】
阪神大賞典(3-2-4-48)
大阪杯(1-0-0-0)
日経賞(3-3-2-44)
京都記念(1-1-0-3)
ダイヤモンドS(0-1-0-12)
海外G1(0-0-1-2)
OP特別(0-0-1-15)
1600万下(0-0-0-5)


1番人気は信頼に足らず、5歳馬中心も4~6歳馬と幅広く、枠は前述のとおり内枠も1枠に集中、STPは阪神大賞典・日経賞組が良いようです。



有力馬
大阪杯組・・・9着スマートレイアー、11着ヤマカツライデン、13着シュヴァルグラン。
ここではやはりシュバルグラン。
そのシュヴァルグランの前走は、休み明けで距離不足と判断出来るものの明らかに負け過ぎの感がある。
ただ、前述のとおり昨年のJC制覇の実績は今回のメンバーでは上位の力はあり、今回シュヴァルグランの巻き返しがあっても驚けない。

スマートレイアーとヤマカツライデンは力負けの感があった。
スマートレイアー8歳牝馬だが昨年秋の京都大賞典でトーセンバジル、シュバルグランを負かしての優勝があり、大駈けの期待もある。


阪神大賞典組・・・1着レインボーライン、2着サトノクロニクル、3着クリンチャー、4着アルバート、5着カレンミロティックなど7頭出走。

レインボーラインの前走は、ハイペースの展開で内をロスなく脚を溜めての競馬で展開にに恵まれた感だあるものの、上り最速で2着に0.2秒差をつけたのだから強い競馬内容と評価できるものだった。
一昨年の菊花賞2着の実績があり、差し届く展開ならば得意の長距離戦で戴冠もけして夢ではない。


サトノクロニクルの前走は、勝ち馬とは早仕掛けとコース取りの差と考えればレインボーラインと互角の勝負と言えそうだ。
しかし有馬記念などを見ると一線級相手では力不足の感は否めないか。


クリンチャーの前走は、前崩れとなった展開のなかで、積極的に早め先頭に立っての3着は負けて強しの内容とも取れる。
昨年の菊花賞2着の実績があり、スタミナには問題なく後は気難しいところを出すかどうかの心配は残る。


アルバートの前走は、前述のとおり前崩れの展開のなかで、後方で脚をためた競馬をしたのだが、伸びを欠いてしまった。
この辺りをどう評価すべきか悩ましいが、押さえまでか。


カレンミロティック・シホウ・トミケンスラーヴァは力負けの感がするレース内容だったが、カレンミロティックは明け10歳なれど一昨年の同レース2着があり、不気味な存在ではある。



日経賞組・・・1着ガンコ、2着チェスナットコート、5着トーセンバジル、7着ソールインパクト。

ガンコの前走は、スローな流れで楽なペースで先行した展開に恵まれた感があるのだが、芝に戻ってからは4戦3勝と本格化の様相を見せている。
今回は6番枠と絶好の枠で先行有利の展開に持ち込めば底を見せていないだけに激走のチャンス十分。



チェスナットコートの前走は、直線で一度はサクラアンプルールに交わされたが、そこから差し返しており、見どころ十分の内容のレースだった。
道中好位で折り合って、差しが届く展開になれば出番はありそうだ。



今のところの注釈つきだが
実績上位のシュバルグランだが、それとて決め手がなく、ここは内枠に入った先行馬ガンコのポテンシャルを上位にとりたい。
逃げるだろうヤマカツライデンをマークして好位につければチャンス十分と見た。
追加するならサトノクロニクルか。

本命:ガンコ

対抗:クリンチャー

単穴:シュバルグラン

特注:カレンミロティック・サトノクロニクル

押さえ:ミッキーロケット、チェスナットコート、レインボーライン、スマートレイアー。