さて今週の函館メインは、サマー2000シリーズ第53回函館記念、芝:2000mです。
夏のGⅢ函館記念、このレース目標の馬や秋のGⅠを目指す馬たちがしのぎを削る夏の函館名物ハンデ戦、人気が割れている分難解なレースになりそうです。
まず先にザックリと過去10年の勝ち馬を眺めてみると・・・。
関西馬が7勝14連対と抜けて強く、ハンデ戦の斤量は増ならば当然重賞勝ちの馬、増になっていない馬は格は下がるもののハンデ戦らしく7勝三体の割合、更にリピーターが強いレースでもあり過去函館記念杵勝ち馬は要注意となります。
上記の条件でスクリーニングしてみると、マイネルミラノ、アングライフェン、ステイインシアトル、ダンツプリウスが有力馬になります。
後述しますが、今回のメンバーは前走巴賞組とGⅠ~GⅢからの参戦、巴賞からは中1週、で勝ち馬はなく2着1回とほとんど馬券に絡んでいません・・・。
現在1番人気は関東馬のサトノアレス。
ルメール騎手ならピッタリ内ラチに張り付いてロスのない競馬が想定されますが、この馬の取捨が一番の難題であります。
更に条件を当てはめれば、2000mOPか重賞勝ち実績も大きなファクターであります。
小回りながら時計も出ている函館の洋芝ですが、リピーターと併せてこの距離での実績に注目すると、前走2000mGⅢ鳴尾記念勝ちステイインシアトル、2000mで3勝をあげているアングライフェン、昨年覇者のマイネルミラノが有力馬となります。
先にデータ。
【人気】
1番人気 (0-2-0-8)
2番人気 (2-0-2-6)
3番人気 (3-0-0-7)
4番人気 (4-0-0-6)
5番人気 (0-0-1-9)
6番人気 (0-0-0-10)
7〜9人 (1-4-7-18)
10人以下(0-4-0-58)
【馬齢】
3歳 (0-0-1-2) 0.0% 0.0% 33.3%
4歳 (3-2-3-31)12.5% 31.3% 43.8%
5歳 (3-2-3-31) 7.7% 12.8% 20.5%
6歳 (1-1-3-37) 2.4% 4.8% 11.9%
7歳上(4-4-1-43) 7.7% 15.4% 17.3%
ハンデ】
50kg以下(0-0-0-4)
51kg (0-0-0-1)
52kg (0-3-0-8)
53kg (0-1-1-10)
54kg (3-0-1-23)
55kg (0-2-3-22)
55.5kg (0-0-0-1)
56kg (5-2-2-27)
56.5kg (0-0-0-1)
57kg (1-1-3-14)
57.5kg (1-0-0-8)
58kg以上(0-1-0-3)
【枠】
1枠(0-1-2-13)
2枠(3-2-2-9)
3枠(4-0-0-13)
4枠(2-2-1-12)
5枠(0-2-1-14)
6枠(0-1-1-16)
7枠(0-1-1-15)
8枠(0-0-1-17)
さて1番人気馬の勝ちはなく更に重ねれば3歳馬の勝ちもない、54Kは56Kに次いで勝ち星が多い。
更に重要なのは内枠有利.
勝ち馬は9頭までが1桁馬番,すなわち内枠となっている。
ここまでデータが揃えば、58Kを背負うマイネルミラノは厳しいか。
ハナを切りたい馬が揃ったメンバーなら展開次第で差し届くレースの流れが期待できます。
有力馬
マイネルミラノ
前走はGⅢエプソムカップ7着。
その前走は、前残りの絶好の展開だったが、逃げる競馬が出来なかったのが要因だろう。
昨年の覇者であり、昨年同様に先行勢止まらずの展開ならば存在感を示すだろう。
今回は同型の馬が揃ったこと、TOPハンデ58K以上の勝ち星はなく本命まではどうか。
ステイインシアトル
前走はGⅢ鳴尾記念勝ち馬。
その前走は、開幕週の馬場で先行有利の馬場の上にペースはスローな展開が功を奏した感がある。
前述のとおり同型が揃ったメンバーで、マイネルミラノ、ヤマカツライデンとの競り合いがありそうで、自分のペースでの競馬が出来るかどうか。
巴賞組
勝ち馬サトノアレス、2着馬アングライフェン、3着馬ナリタハリケーンなど5頭が出走。
サトノアレス
その前走は、自ら勝ちに行ったと思えるような強い内容の競馬だったが、メンバー構成の要素もあったような気がします。
前走は良い内容のレースでしたが、前述のとおり初距離や不安なデータが揃っており、今回は押さえまでか。
アングライフェン
その前走は、サトノアレスより2K増でのレースをタイム差なしの2着。
今回は55Kの1K減なら理屈からは逆転可能であるが、差し決まる展開に持ち込めるかどうかだろう。
その他の有力馬
サクラアンプルール
前走はGⅠ大阪杯13着。
さすがにGⅠクラスでは相手が強く力負けの感がある。
それがGⅢとなると、2月GⅡ中山記念2着の実績がある馬ですから巻き返しは十分。
ツクバアズマオー
前走はGⅡ日経賞11着。
内容的には完敗の感もするが、レースの展開次第では十分通用する力はある。
昨年3着の実績もあり、リピーターの多い函館記念なら展開次第で馬券圏内はあり得る。
ルミナスウォリアー
前走はGⅡ金鯱賞5着。
その前走は、内でロスなく競馬が出来た感があるが、GⅡの5着は侮れない存在だ。
前が潰れる展開が必要だが、展開嵌れば上位の力はある。
今のところの注釈つきだが
どの馬も一長一短、人気も割れて決め手に欠ける難解なレースだが、ここは内枠に入り斤量でも逆転可能な6番アングライフェンの好走に期待したい。
本命:アングライフェン
対抗:ルミナスウォリアー
単穴:サトノアレス
特注:ケイティープライド(最軽量馬)
押さえ:レッドソロモン、マイネルミラノ、ステイインシアトル、ツクバアズマオー、サクラアンプルール。
馬連
6番~(対抗~特注厚目)・・・3点
6番~押さえ流し・・・5点
三連複
フォーメーション
6-(1-4-12)-(1-4-5-7-10--11-12-16)・・・18点