ガットの秘蔵ワイン その2
Ciao!!
チプレッソです
今回ご紹介するのは、こちら
Grattamacco Bolgheri Superiore(グラッタマッコ・ボルゲリ・スペリオーレ)です。
イタリア中部・トスカーナ州の西側、港町リヴォルノの南に広がる
ボルゲリという地区のワインです
1977年創業のワイナリーで、かの有名なサッシカイアに次ぐ
この地区では2番目に古い歴史を持っています
80年代以前は、カベルネ・ソーヴィニョン種とサンジョヴェーゼ種の
葡萄を約半々づつ、ブレンドし醸造されていましたが90年代以降は
カベルネ・ソーヴィニョン 65%
メルロー 20%
サンジョヴェーゼ 15%をブレンドして造られています
その造り方も独特で、容量700リットルの開放桶で天然酵母によって
自然発酵させるのですが、温度管理はせずにあくまでも自然に
任せています。(温度管理せずとも長年の経験から、丁度良い温度で
発酵が止まることを知り尽くしているからできるのです。素晴らしい !!!)
また、ラベル表記はしてませんが、1998年以降は有機栽培を実践しています
(イタリア有機栽培協会認定)
しかし、ボルゲリ地区のワインに、カベルネ・ソーヴィニョンやメルローを
主体とした力強いボディや凝縮感のあるワインを求めている人々からは、
あまり良い印象は持たれていません(T_T)
「優しさや滑らかさ、エレガントさがこのワインの特徴なのです」
と醸造責任者のルカさんも言っています
そろそろボルゲリの力強い赤ワインに飽きてきた方へお勧めしたい1本です