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日本列島


テレビ番組で最近よくテーマとなる日本列島の成り立ち。『ブラタモリ』は先駆者として日本列島の各地の地形の成り立ちと歴史や文化、人との関わりをタモリとアナウンサーの軽快なトークで人気となる。また日本列島の世界に類を見ない自然現象と自然が育む生物や食に関する番組『列島誕生ジオジャパン』。日本列島の不思議な形、世界に類を見ない姿は日本人の私でも不思議な感じがする。火山活動は活発で地震も多く旧大陸に比べて数千年前に形作られた日本列島は今でも可発に地殻変動を起こす。タモリが好きな『断層』地形から断層を当てるクイズではほとんど正解する。最近の番組では箱根芦ノ湖や名古屋の濃尾平野、秩父の秩父盆地で紹介された。一億年前から活動し今も続いている地球のダイナミックな地殻変動に驚かされた。

 

プレートテクトニクスの理論では数億年前は一つの大陸であった。地球内部の構造は中心に核、真ん中にマントル、外側に地殻があり地球の球の大きさに対して地殻は薄皮饅頭の皮の存在である。また地殻は核やマントルに比べて密度が低いためオホーツク海の流氷のように密度の高い海水に浮いた氷板である。マントルの対流により氷板は裂け地殻は現在の五大陸に移動した。五大陸ができた時代には日本列島は存在していない。『列島誕生ジオジャパン』で解説されたがユーラシア大陸プレートの東側が裂けて原形ができた。日本列島は大変地震が多いのは大陸プレートに太平洋プレートが今でも沈み込んでいるためである。マントル対流は太平洋の海嶺(かいれい)から湧出し日本近海の海溝で沈み込む。同じように海溝に近いカルフォルニアやチリは同様に地震多発地帯である。地震が怖い人にとってなんで海溝が近くにあるのかと恨み言を言いたくなる。このプレートのぶつかりと海溝の存在が日本列島を作り出し深海が間近にある豊かな海洋生物の宝庫と日本食文化を生んだ。

 

一億年の地殻変動はハワイ沖の火山列島がフィリピンプレートの移動で日本の静岡県に向かってた。小笠原諸島から点在する火山島はそのプレートに乗って今でも日本列島に向かっている。一億年前にあった大島や三宅島の位置する火山島が日本列島の原形に次々ぶつかった結果、秩父山系や丹沢山系と伊豆半島を作り上げた。その証拠はブラタモリの秩父で紹介されている。秩父セメントの武甲山はサンゴでできた石灰岩とマグマが固まった玄武岩が合わさる山である。かつて火山島であり島を形成するまでにならなかった頂にサンゴ礁が繁栄しプレート衝突で頂の部分がちぎれて武甲山になった。秩父盆地にはかつて海であったことを示す海洋生物の化石がある。そして数億年後には大島も関東平野にぶつかるであろう。また東西に長い日本列島はその中央に急峻な山地を形成する。プレートのぶつかりで隆起し高い峰々ができ豊富な雨が降り世界の砂漠化する地形に比べ豊かで澄んだ水を得る。その環境に育まれた動植物は食の豊かさとなり日本食文化と歴史を生み出した。

 

日本列島は活発な地殻活動が特徴で地震や噴火の災いをなす一方、日本特有の豊かな食と生態系を生み出し日本文化を繁栄させたことも事実である。