カッシーニ
土星探査機のカッシーニは今年9月15日に任務を終えた。1997年に打ち上げて7年かけて土星に到着し4年間のミッションを果たしたがまだまだ行けたので13年間観測し続けた。最後はグランドフィナーレとなる土星の輪の内側を27回抜けてアンテナが輪に当たらないように制御して最後までアンテナを地球に向けてデータを送り続けて土星の大気圏に突入して昨日燃え尽きた。
今回のミッションで大きな成果は衛星のタイタンへの探査機降下したのと衛星エンケラドスで内部から噴き出す水蒸気や有機物を観測した。タイタンは地球外で唯一液体の海がある。海は氷点下マイナス180度のメタンの海であるが探査機は着陸して撮影と観測をした。
エンケラドスは厚い氷が表面を覆うが亀裂から水蒸気を噴き出す。内部に水の海がある。ナトリウムや有機物も測定できた事から生物の可能性が最も高い星である。星内部のコアエネルギーが水を生み出し太陽の光が届かなくても生物は生まれる。原始の地球の生物誕生も深海の火山の熱泉から生まれた。まだ光合成する生物が存在する前である。
土星のリングの観測でも何重もの氷の粒が密度を変えながら何層にもなる。粒は2-3センチから5センチまである。そんな小さな氷の塊だけで土星の輪を形作り地球から見えるのはなんとも不思議である。輪の形は土星の衛星が微妙な重力バランスで成すらしい。その衛星を羊飼い衛星と言うように氷粒の羊をリードしている。
