息子ヨシがまだ0歳児の時
原因不明の高熱で
入院することになりました。

チューブにつながれた
小さな顔を見ながら

この命が助かるなら
自分の命をあげてもいい

とひたすら祈ったり。
普段、周りに幾つもの神社や寺が
あっても無視しているのに。

しかし、それでも一向に良くならず
ついに、

僕とヨシの祖父母⋯
五人の命をあげるから
せめて10年間生かしてあげてほしい

と願うようにさえなりました。
これはもう神仏にすがる
というよりは悪魔的な契約ですね。

それから、すぐにヨシは
見違えるほど元気な子になり⋯

ちょうど10年後に
その命がつきそうになる時まで
僕はそれをすっかり忘れていました。

過去の投稿で何度か
「僕の人生の中でヨシが
乗り移っていた時期がある」
という非現実的な内容を
恥ずかしげもなく書いていますが

その様な経緯があり、
(他にもいくつか不思議が重なり)

「ついにこの命が終わるなら、
せめて過去に遡り
僕の人生の一番楽しい時間を
あげてほしい」

という最後の切実な願いをし、
それもかなったのかもしれないと
思っているしだいです。

この世は
僕らが神々と崇めるチームが
構築したメタバース的なもので⋯

だとするならば
神仏も天国も転生も超時空も
「願えば叶う」という仕様も
全てありえるものなのだと
腑に落ちたのでした。



ヨシが天国にいってから
義父、義母、実父と喪中が続きましたが
今年は、五年ぶりに年賀状が出せました。