こんにちは。
←うのみにするバカ(オイラ)


虚空楽です。
つづきです。
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あらすじ
マンガ家の先生から突然、解雇通告にも等しい独立をすすめられたアシスタントのオイラ。
いきなり無職になり、途方に暮れる。
そんなときネットサーフィンで偶然出会った、引き寄せコーチのブログ。
感動し、そのかたのメルマガに速攻で登録するオイラであったが……(ココまで)
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その引き寄せコーチ(以降、Nコーチ)は、
引き寄せコーチ界隈では有名な方でした。
ご自分の本はまだ出版されていないようでしたが、海外の引き寄せ本を日本向けにプロデュースした方だそうです。
オイラはNコーチのブログを細かくチェックしていました。
この人は引き寄せコーチの中でも法則への理解度がとても深いなぁ~、と初心者なりに感じていて、その方のメルマガも重点的にチェックしていました。
まだそのころは、具体的になにか行動する、
というより、ひたすら、引き寄せの法則を頭に叩き込んでいた段階。
ただ、知識として知っているだけでも、
心に変化は起きました。
あれほど、他人の評価を気にしては自分を責め、過去を反芻しては後悔し自己嫌悪に陥っていたのに、その回数は激減!
そして同時に、自己肯定感が高まってきて、心に平安がもたらされるようになってきたのです。
なにか新しいことに挑戦できそうな意欲や予感も湧いてきました。
そんなある日、新しく届いたNコーチのメルマガに、こんな紹介文が載っていました。
「なにかお得な情報があるみたいですよ~」
「気になる方はチェックしてみてくださいね!」
そして、紹介文とともに、リンクが貼られていました。
「?」
オイラは気になり、そのリンク先に飛んでみました。
そこは
とある情報商材の販売会社が運営している、
セミナー&説明会の告知のページでした。
情報商材…
セミナー……
このワードを見て、ピンときた読者のかたもいると思います。
このブログの読者さんには、
情報商材系、セミナー系の
コンサルタントやコーチのかたも多いので。
具体的にいうと、
2018年度に始まる
起業家志望向けのコンサル塾と、
塾生募集の告知でした。
赤や黄のカラフルな太字で
「自分の好きなことで起業して、ゆる~く働いてみませんか?」
「素人でも簡単!」
「仲間に感謝、応援されながら月収100万円も夢じゃない!」
…みたいな内容。
前塾生の声や動画もたくさん紹介されていました。
「この塾のおかげで赤字経営から脱却して、3ヶ月で月収50万に!」
「年収〇千万は可能!」
「素人の私でも、同じ志をもつコミュニティの仲間に応援され、くじけることなく起業できました!」
「会社員を辞めて起業し、自由な人生を満喫しています!」
「あなたも私たちと一緒に成功してみませんか?」
……などなど、文面に踊る踊る、
「成功」
「成功」
「成功!」
の二文字。
…………
…………
ものすごい長文でガンガン煽ってくるわりに、
どこにも入塾費用とか
載ってないし……
こんなわざとらしい情報を
うのみにするバカなんて
どこにもいないでしょう……

いたーーーーーーーーーー!!
…………
今、これを自分で書いていて
ものすご~~く恥ずかしいです。。

しかし、無職になり、途方に暮れていたオイラにとって、この告知は、
人生一発大逆転、薔薇色のオファーだったのです。
まともな精神状態と情報リテラシーがあったら、このような入塾費用もろくに明示されていない詐欺まがいの誇大公告に引っ掛かることはないかもしれませんが、
オイラはまだまだ正気ではありませんでしたし、ネット情報弱者でした。
何より、メンターとして仰いでいる
Nコーチの紹介だったので、100%信じないまでも、これといって疑うこともしませんでした。
それに加え、
「当社のメルマガ(無料)にご登録していただいた方には、30万円相当の特典をプレゼントします!」
「プレゼントは予告なく、終了する場合がございます」
みたいなわざとらしい特典商法にも
見事に引っ掛かったり……
完全にカモでした。
それでも、ネットでそのコンサル塾について、
本当に信用できるのか、あれこれ調べました。
メイン講師について。
運営している会社について。
メイン講師はネット上に名前も顔出しもしていて、コンサルとして経歴も立派。
起業に関する本も出版してけっこう売れており、メディアにも出ている人物でした。
そして、運営会社も、しっかりとした自社サイトを持っていて、抱えている他の経営の講師陣もわりと有名な人物が多かったです。
(これなら、信用してもいいんじゃないか……?費用は書いてないけど)
(入塾はともかく、話を聞くだけなら損もしないし……費用は分からないけど)
そう判断したオイラは、
3000円払い、
そのコンサル塾のセミナー&説明会に
参加することにしました。


新しい人生への期待と不安に
胸が高鳴っていました。
つづく。