土用の夜に娘からラインで明日暇だったら遊びにこない?と。

実は今日も西葛西の場外市場へ行ってみようかと思っていたが、急遽義君の

処へ行く事にした。小金井公園は一度行っている。大きくて自然が多い

素晴らしい公園だ。江戸東京たてもの園というゾーンがあったのだが、

以前は休館中で見られなかった。この日は観られそうだ。

朝早く家を出た。船堀駅を7時40分頃にでる。三鷹へは新宿乗り換えでいく。

9時前に到着。

三鷹駅は大きい。手前にファーの付いたダウンを着ている人もいるが、

この日は暑くなるのだ。小生も薄いジャンパーの下に長そでポロシャツ

といういで立ちだ。帰りは東西線で西葛西を廻るつもりなので乗り場を

確認しておく。

北口で待ち合わせ。直ぐに車でやってきた。即乗り込んで小金井公園へ向かう

日曜日とあって駐車場もかなり入っている。多分昼頃には行列をなすのだろう。

梅林の近くに停める。良しくは元気だ。一人で走り回る。ついて行けない。

桜はちらほら咲き出している。

江戸東京たてもの園に入る。娘が予約で買っていてくれたので即入れた。

高齢者は200円だ。係の人が、何か証明できるものが有りますか?と言って

我々を見て、あ、いや結構です。と、何と失礼な。もう見た目でも高齢者か。

ある意味がっくりしたが、それでいいのだ。

おーこれは広い。ゆっくり回れば一時間以上かかる。途中まで一緒に廻ったが

義君が飽きるので、娘達とはしばしお別れ。義君はトランポリンとか遊具

のある方へ。ここの桜は結構花が開いていた。

江戸中期の農家の茅葺き屋根の家、綱島家。中へ入ると凄く暗い。

土間があり、竃がある。裏には井戸もあった。義君が漕いだが水は出ない。

そこで小生が呼び水ををしてやると、水が出てきた。大喜びだ。このポンプ

葉呼び水をしないと出てこないのだ。知っているのは昭和の人だから。

ボンネットバスもあった。こんなので通学した事もある。蒸気機関車にも

乗ったのだから。家から駅まで20円だった。その頃ラーメンも30円、

丸坊主の床屋が30円だった。懐かしい。

デ、ラランデ邸、明治の建物を改築して3階建てにしたという。新宿に

あったものを移築したらしい。

グラバー邸を見ている様だ。

風呂もこのタイプを子供の頃使っていた。物置にあり洗い場は背の高い

すのこだ。薪だったりガスになったり灯油式だったりの加熱方式だ。

義君も興味津々。風呂屋トイレや台所は珍しがっていた。

興味深い建物が沢山ある。模型ではなく実際に移築してあるのが素晴らしい。

ゆっくりと見たいものだ。

これは田園調布の家だと思うが、流し台や隣のオーブン、冷蔵庫等

味がある。

風呂も寒そうだが広くて綺麗にできている。

途中で休憩し飲み物を飲む。ここで義君とは一時お別れする。

ジイバーはもう少し観て回る。

もう半そででも暑いくらいだ。まだ半分だ。

名前は知っている高橋是清の家に入る。大きな家で廊下も部屋も広い。

226事件の被害者の一人だったのだ。この何年か前に犬養毅首相が殺傷

された。試験勉強で話せばわかる犬養毅と記憶している。515事件だ。

その数年後に226事件で暗殺された1936年83歳だったという。

江戸時代に生まれ14歳くらいで渡米し奴隷のような苦労して帰国したのは

明治になった時だ。

そんな歴史も垣間見れたひと時だ。そして古い商家や銭湯も見ごたえがあった。

伊達家の門があった。近づいて見ると門の柱には刀傷があった。

上野寛永寺の門には弾丸の穴があったのが思い出される。生々しい。

途中に馬酔木の花が咲いている気が沢山あった。

かなり疲れたが今度は商家だ。その前に古い都電があった。

乗りこんで観ると何と乗り口の段差が凄いのだ。今なら難しい。

民家に三省堂という墨と硯を売っている店。隣は花や。もう懐かしい。

こんなタバコ屋は昔はあった。タバコはあさひが干からびていた。これは

親父が吸っていたタバコだ。

乾物屋のお店だ。

荒物屋だ。キッチン道具を売っている。今のかっぱ橋のニイミさんの様だ。

この引き出しの量が凄い。まるでジブリの世界だ。カオナシが出てきそうだ。

これは銭湯。さて中はどうだ。

天井が高い。脱衣籠が懐かしい。他愛重慶が懐かしい。

プラスティックの桶にケロリンと印刷されたものはこの後に出た。

この入浴者心得は今でも使える。温泉にも是非置いて欲しい。

体重計は100k迄図れる。これは壊れなくて良い。

昔は良かった。という人は昭和の人だ。昭和に生まれて平成、令和と

3個の元号を経験したというのは凄い事だ。

ここは又来てみたい。書ききれないので、今回はここまでとしよう。