少し多めの蕎麦を打った。商売していた頃は毎日2キロくらいで打っていた。
今回は1キロ打ち、1.2キロ打ちの2回打った。今日の加水量は43%。
蕎麦好きな親戚へお届けするのだ。いつも1キロ以上2キロ位を届けるが、
家族も多くあっという間に食べ終わるという。返しも作り、毎回出汁取りもする
つわものだ。何しろ料理上手で博識のお婆ちゃんが元気だ。色々と指導して
頂いている。まずは1キロ打ちだ。菊練りをして空気を抜く。
延しに入る前に手で押し広げる。中央に肉を残しておく。
麺棒で押し広げる時は端迄行かないようにする。これを麺体を45度くらいづつ
手で回しながら広げていく。
端の厚い部分は次の部分をのす時につぶされるのだ。
麺体をくるくる回しながら丸く押し広げていく。形がいびつな時に
中央に残した麺体の山をつぶし押し広げていく。
上が1キロ、下が1.2キロの大きさだ。これを麺棒で巻いて角だしを
する。
1.2キロだとこの麺打ち台からはみ出してしまう。これくらいの量が限界。
1キロのものだ。2キロの時は幅はこれくらいのまま長手方向にのみ伸ばす。
畳んだ麺体を打ち粉の布団の上に置き上にもたくさんかけて駒板の滑りを
良くする。
これを通い箱2つに入れて。
ずっしりと重い。何しろ2キロもあるのだ。約20人前という事だ。
味見の為に2人前を残しておいた。早速茹でて昼に頂いた。
切ムラがあるがそれは御愛嬌だ。
いやあ美味しい。いつも通りだ。
蕎麦は11時には取りに来てくれた。大喜びだ。家族全員が蕎麦好きで
小生の打った蕎麦を食べてからはお店の蕎麦が食べられなくなった、等と
いう。お世辞でも嬉しいものだ。蕎麦屋をやる前もやっていた時も色々と
御世話になった。会社をやっているので昼の接待に使ってくれた。
足を向けて寝られないのだ。今は代が変わり長男が継いでいる。この人も
子供達も皆蕎麦好きでグルメだ。
いつもお礼の電話で蕎麦談義だ。そんな事で不定期に打って差し上げるのだ。