年末に仕入れた蕎麦粉の残りを全て打ってしまおうと考えた。墓参りを終えたところに
近くの親戚が田舎から送ってきたので、という事で蕗の薹やら菜花、手作り蒟蒻、
ソーメンカボチャを頂いた。
蕗の薹は今年初めて、少し開き過ぎもあったが苦みがいい。これはもう天ぷらで
蕎麦を打つしかない、という事はそばが食べたいという暗示か?
この親戚は家族全員が大の蕎麦好きで私の蕎麦屋を随分応援してくれた。
7人家族が一緒に住んでいた頃は20人前くらいは一食で食べつくすという。
そこでお礼に蕎麦を打った。1.2キロと1.6キロで2回打った。自宅用に3食残す。
まずは1.2キロ。3カ月ぶりなので久しぶりだ。水が温かいので助かる。
つなぎは2割だ。
丸のしをやり、つのだし、延しへ。本延しを終えてたたみに入る。
折り返して3枚重ねだ。更にたたんで切りに入る。
生舟は親戚専用の通い箱が2個ある。一個には先々代の名前入りだ。
次は1.6キロ打ちだがつなぎはほとんどない。1.6キロのうち150gくらい。
何しろ残り残りの粉を全部使うのだ。蕎麦粉も星の多いものと半々だ。
加水量は45%に近い。腰に来る。今はこれくらいの量が丁度いい。
二度目の方が何となくうまく打てる。しかし腰が痛い。家用に残したほかは全て
親戚へ持って良く。約20食。多分お彼岸で大勢集まっている筈だ。
午前中に届けると手作りのレアチーズケーキが出来たので味見をしてくれという。
それでは折角なのでと頂いた。
まるでお店で出るような盛り付けと味。素晴らしい。ブルーベリーのジャムソースが
旨い。見事だ。ここの叔母さんは何を料理させても素晴らしい腕なのだ。
物識りでもあり、お茶もお花も玄人だ。色々と教えて頂いている。紅茶も美味しい。
仏壇に線香をあげさせてもらい家に帰った。昼にせいろ蕎麦、夜は天ぷらでかけ蕎麦
を食べる事にした。それは次のブログで。