目覚ましをかけなかったので
10時半を過ぎて起き出すと
夫は出かける準備をしていました
濃いグレーのマスクをして
ダウンブルゾンを着てバッチリ装備
夫「どう?おかしくない?」
夫「銀行強盗に間違えられないかな?」
妻「銀行強盗って…久しぶりに聞いたね」
もうそういう時代じゃないのかな
昭和の言葉だよね
と言いながら玄関まで見送りにいき
ドアの前で
夫「オッと、玄関のカギ忘れてる…」
夫「銀行強盗が入ってくるところだった」
妻
🌺🌻🐝…~~33☘
うっかり戸締りを忘れることってあるのですが
昔、一人暮らしで
大きな団地の5階に住んでいた時
ある休日の昼に部屋にいると
玄関のほうで何か物音がしたあと
見知らぬおじいさんが入ってきました…。
えっ?誰?
パッと手元を目を見ると
刃物などの危険物は持ってないようだったので
(間違えたのか、もしかして認知症の人かも…)
反射的にそう思い、声をかけました
「ここは家じゃないですよ、間違えてます」
きょとんとした顔で立ったまま
一言も発しないので
とにかく出て行ってもらわないと
焦って
「ここは違うので出てください。」
大きな声で言いながら
背中を押したかもしれません
おじいさんは黙ったまま背を向け
玄関で靴を履くと出て行ってくれました。
長い廊下にでてしばらく見送りながら
違う階の人なのかな?
送ってあげたほうがいいのかな?
いや、いいか。
一瞬で思い直しドアを閉じ鍵をかけました。
数分間の出来事だったかもしれませんが
こわっ。あぶなかった~
しばらくドキドキが止まりませんでした。
おじいさんは真っ白のスニーカーを履いていて
新しい靴という印象と
スポーツウエアだったので
散歩中に間違えたのかなとずっと思ってきましたが
もしかすると
リハビリをされている方だったのかもと
一言も声を発しなかったおじいさんの
表情を思い出して謎がとけた気がしました。
おじいさんの立場としては
家に帰ると見知らぬ女がいる??
だったかもしれませんが…
鍵さえしていれば起こらなかった
ちょっと怖い思い出です。
🌺🌻🐝…~~33☘
・・・そんなこと思いだしながら
夕方になって、(玄関カギしてたかな?)
見に行こうとした時に
ガチャガチャっ
音がしたほうを恐る恐る見ていると
廊下に夫が立っていました。
薄暗い部屋に立っている妻を見て
夫「ビックリさせた?」
夫「銀行強盗だと思った?」
妻
皆様もどうかしっかり戸締りをお忘れなく…