Reverbにてギターを購入(個人輸入)した話-8(ピックアップ探し) | ローリングストーンズ。麹のように。

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ギターを練習しています。

その6に書いたように、購入したギターにはStewMacのGolden Age アルニコ5のハムバッカーがついていました。

 

 

どうにもこのピックアップが(このギターのオリジナルの)イメージと違う。

 

コンデンサー(オレンジドロップだと思われる)もそれに一役買っていそうな気がしました。

 

 

まずはコンデンサー探しからはじめました。

 

 

ネットで調べても、このギターについていたコンデンサーについてはよくわからず。

 

 

もっと前のものはBumble Beeがついていたようです。

 

 

Bumble Beeはいくつか持っていますが、いかんせん欲しい0.022μFは手元にありません。

 

 

ネットでビンテージものを探すと耐圧400Vのもので2つで15,000円ほど。

 

 

容量は誤差があり、0.022 μFに近いものは高いです。

 

 

高いですが、ヤフオクやデジマートでも一応買おうと思えば買えそうなので、一旦置いておきます。

 

 

ちなみに、コンデンサーでは音は変わらない、という人がいますが、かなり変わります。

 

 

面白いように変わるので、一時期沼にハマりました。

 

 

Bumble Bee, Black Beauty, Cornell Dubilier, Circle D ,Jupiter, Orange Drop, その他ビンテージから最近のものまでいろいろ。

 

サウンドのカラーがガラッと変わります。

 

高くないギターによくついているフィルムコンデンサーの音も、プリッとしていて品があり、私は好きです。

 

 

 

 

 

さて、問題はピックアップです。

 

 

このギターよりももう少し古い年代は、人気があるので調べると情報はたくさんありました。

 

自分の備忘のために、ざっくりとではありますが簡単にまとめておきます。

 

 

 

 

 

 

Gibson PAFについて

 

 

1957-1960年: 

Patent Applied Forのステッカー付き、セス・ラヴァーにより開発されたいわゆるオリジナルPAF。ごく初期の1956-1957年には、ステッカーのないものもあるのだとか。

 

 

1961-1962年:

PAFステッカー付きでショートマグネットに変更。ここまでがざっくりいわゆるPAF。

 

 

1962-1965年:

ステッカーが特許番号入りのものに変更される。いわゆるステッカーナンバードPAF。

 

 

1965-1975年:

ボビンにTの文字が入る3代目。Tバッカー、Tトップとも言われる。

 

 

1975-1981年:

特許番号がステッカーではなくピックアップ裏側に直接刻印される、いわゆる刻印ナンバードPAF。これもボビンにTの文字が入り、Tバッカー、Tトップとも言われる。

 

 

1981-1992年:

PAFの開発者であるセス・ラヴァーから仕様を聞いてティム・ショウが製作した通称NEW PAF、ティム・ショウPAF。再評価されている。

 

 

1992年-:

57Classicが発売される。

 

 

誤りがあればご指摘ください。

 

 

 

 

 

 

この流れの中でも、おそらくダントツ人気がなさそうなのが、今回購入したギターがあてはまる1975-1981年の刻印ナンバードPAFです。

 

そもそも、なんでもPAFと言えばいいわけでもないような気もします、、、

 

 

ちなみに購入したギターは売主様いわく、1976年製とのことです。

 

 

BGN品のため、シリアルもステッカーもないので確かなことは言えませんが、そもそもこのギターの製造が1976-1979年までのわずかな期間なため、少なくともその3年のものではあります。(購入したものが本物という前提で)

 

不人気で製造中止になったモデルなのです。

 

 

ちなみにカラーは

 

・サンバースト

・ナチュラル(値段が高い)

・ワインレッド

 

の3色がラインナップされていたそうです。

 

 

購入したものはナチュラルという表記でしたが、どれにもあてはまらないような気がします。

 

やはり塗装ミスでしょうか。

 

 

 

ピックアップの話に戻ります。

 

少し時代をさかのぼったステッカーナンバードPAFの音と、57Classicの音をYouTubeでたくさん聴きましたが、ステッカーナンバードPAFを探して買う気にはなれませんでした。

 

 

理由は、

 

・比較して、ビンテージサウンドではないものの57Classicの方が好みのサウンド(載せるギターにもよると思います)

 

・高い

 

・やっぱり(購入したギターの)オリジナルの音が好き(刻印ナンバードPAF)。

 

 

ギター(のパーツ交換)は全体のバランスが大事だと思います。

 

これは、これまでにピックアップやコンデンサー、ネック、ブリッジ、サドルなどをあれこれと替えてきた経験からです。

 

 

私レベルの素人が良かれと思って替えるよりも、ほとんどの場合オリジナル状態のバランスの方が良いのでは?とも思います。

 

 

で結論、

 

 

オリジナルで搭載されていたであろう、

 

 

刻印ナンバードPAFを探す

(オリジナル状態に近づける)

 

 

ということに決めました。

 

 

 

しかし、刻印ナンバードとティム・ショウを見分けるのが難しいです。

 

1980年に近づくと、もしくは80年代に入ると、出荷状態ではポールピースのネジ穴が一直線ぽくも思えます。

 

また、ピックアップ裏に見える4つのビスが、1980年前後にゴールドからシルバーになるようにも見えますが、よくわかりません。

 

 

どちらも刻印ナンバードと書かれて販売、出品されているようで、厄介です。

 

 

 

 

では。

 

 

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