自分の知識の及ばないことがあることを知っているから、未知なるものを知りたいと思うし、理解できなくてもそうかもしれないと思ったりもします。ただ、最悪なのは、自分で考えないで聞いたことを自分で咀嚼せずに信じるということだと思います。確かに最初はわけがわからないので素直に言うとおりにしていればいいのですが、自分で考えなければいつか限界がきますし、自分で解決する練習をしていないため、次から次に訪れる課題を打破することができません。
広く知れ渡っているプロスペクト理論ですが、今では常識となっていて、誰も疑う余地のない理論であると思います。「損小利大でなければ、トレードにおいてトータルでプラスにすることができない。」確かにその通りです。要は損切りよりも利確の方が大きくできれば、勝率が50%以下であっても利益を残せるということです。ただ、仮に勝率が高ければ、損大利小であっても利益は残るでしょうが、これで勝てるという話はあまり聞いたことがありませんし、損切りを大きく設定するということなので、当然含み損を大きく抱えることが日常的に起こります。損切り幅を納得して決めていても、その含み損に耐えられるかどうかは、個人差によるのでしょうが、私の場合は、耐えられないので、高勝率であっても損大利小の手法は自分には向いていないことが自分でわかっています。
損小利大がトレードの正しいあり方であるなら、損極小利小であってもいいわけです。
別の例を挙げてみましょう。どの時間足をエントリー用のチャートに設定するかですが、それは人それぞれです。1分足だから悪いとか週足だからいいとかというものではありませんが、多くの人が何かに縛られているような気がします。
画像は、両方ともユロドルで左が1時間足で、右が週足です。右の週足は今日12/4現在のものですが、今の状況に似た1時間チャートが左の1時足チャートで今年の4月中旬頃のものです。両方とも、下降局面からネックラインが引け、ローソクがネックラインに落ちてきたところを拾い上げるようにエントリーできます。
背景を理解して週足をエントリーチャートにしてそこでエントリーしてはいけないんですか?
背景を理解して1時間足をエントリーチャートにしてそこで、エントリーしてはいけないんですか?
当然、5分足でも1分足でも同じような場面はたくさんあります。自分がエントリー基準としているパターンであれば、どの時間足であっても正解です。
勿論、背景ありきですが、どの時間足でも同じことが起こるのなら、どの時間足をエントリー基準のチャートに設定して、エントリーしてもいいわけです。週足だとチャンスが少ないので、日足に、それでも少ないと思えば4時間足→1時間足→15分足→5分足→1分足→ティック。 となりますが、週足をエントリーチャートにしている人からすれば、1時間足の細かいエントリーはできないでしょうし、1時間足をエントリーチャートにしている人からすれば、1分足チャートなんて言語道断でしょう。買いでも売りでも要領よく獲れるトレーダーは、複数チャートをエントリーチャートにできるのではないかと思います。ただ、そのトレーダーはどこの波を獲りにいっているかの自覚はあるはずです。
世の中には知らないことだらけですが、だからといって自分で考えることを放棄したなら、楽かもしれませんが、死ぬまで騙され続ける下僕から脱却できないかもしれません。