元々冷静な内に考えていたシナリオ(エントリー、損切り、利確、微益確保撤退、建値撤退)があったにもかかわらず、途中でシナリオにもルールにもない感情でチキン利食いをした場合は、シナリオの完結を観届けなかったことになる。よって、そのトレードをマイルールトレードの記録に含めるとマイルールの売買履歴のデータ分析をゆがめる原因になる。
評判の映画を見に行って、途中でつまらなそうだからと映画館を出てしまうことと同じで、その人はその映画を完全に観終えたわけではないので、その映画を総合的に評価することはできない。
チキン利食いをした後に順行していった場合、利益の獲り損ねとともに、相場から「後悔と自己嫌悪」という素敵なプレゼント(>_<)をもれなくいただくことになる。
人間、危害を加えられたと感じれば、仕返しをしてやろうと考える。チャートは己の精神の表れであり自分自身であるので、仕返しという感情をもったまま次の行動に出れば、自分に対して仕返しをしていることになる。よって、被害は拡大していき、パニックとなってわけのわからないトレードを繰り返す。
後悔と自己嫌悪の感情からやや冷静に(瞬間的に)反省してから、シナリオの途中から即席のシナリオを作りだしたらタチが悪い。所謂「振られる」というドタバタ劇の一人芝居の始まり始まり~!チャートは自分自身の感情の揺れと同じなので、結局「振られる」とは、自分の感情に振り回されているに過ぎない。
冷静なときに考えたシナリオのゆるぎない基準があれば、それを基準にしてチャートを読んでいけばいい。
では、チキン派が悪いのかと言えばそんなことは全くなく、チキン派は負けにくいという強みがある。絶対に大負けはしない。塩漬けなど絶対にできないし損切りもタイトに潔くできる。物事には陰と陽の両面があるので、どちらにも長短がある。
この対処法は二つ。①できるだけ正確なデータ分析のためにも、最後まで逃げないでシナリオをルールに従って観届ける か ②最初からチキン利食いをマイルールに取り入れるかである。
①はデイトレで②はスキャルピングになる。ラインの強弱が解れば①②を自在に使い分けることができるようになるが、より安定させるためには①を選択するのがよい。
じっくり値動きを観察してからチャートシナリオを描き、シナリオのポイントまでじっくり待ってエントリーして、シナリオの完結を観届ける。②を選択するのであるなら超短期シナリオのみでOK。
①②のいずれにも言えることは、シナリオとルールに従った結果に感情を入れてはならないということ。確率的な思考に感情は百害あって一利なしということになる。
くれぐれも、自己破壊願望に呑み込まれないように気を付けたいものである。