トレードをしていれば、誰もが「躊躇」や「焦燥(焦り)」を経験したことがあるはずです。
焦燥が危険であることに疑いの余地はないと思います。焦ってフライングエントリーして損切りを大きくしてしまったとか、行ってしまうかもと思って飛び乗ったらすぐに逆行してきて損切りになったとか・・・。
そして、躊躇も実は危険なものになるのではないかと思い始めています。理屈では「躊躇しないエントリーが大事」ということはわかっていても、なかなか実感が持てないものです。
では、躊躇によってどんな弊害が起こるのでしょうか?
それは、①機会損失の後悔と②損失の拡大です。
①は言うまでもないですね。
②「う~ん、どうしよう」と考えている間にレートは動いていきます。遅れれば遅れるほど、自分の決めた基準からの距離ができます。よって、エントリーレートと損切レートはどんどん広がり、当然、損切りになった場合は損切り幅も大きくなります。また、損切の基準を決めていたのに、もう少し様子を見ようとすると、あれよあれよという間に、基準から離れていき損失を拡大させてしまいます。よって、躊躇するという思考は、わざわざ自分を危険に導いているという風にも考えられます。
「いやいや、逆のこともあるでしょ」という意見もあるでしょう。確かに、①ではエントリーしなかったことで、損失を免れることもあるでしょうし、②では利確になった場合は、やっぱり入っておいてよかったとか損切りをずらしておいてよかったということもあるでしょう。
しかし、トータルで考えた場合、どうかということです。相場はなんでも普通に起こります。想定通り利確できた、想定ポイントで決済した後も伸びていった、想定ポイントの手前で失速して薄利や建値で終わった、損切や建値決済後に順行した。これらは、未来が解る超能力者でもない限り日常ごく普通に体験するはずです。であるなら、どんな結果にも動ずることなく、基準と損切に注意してトレードしていけば、結果は自ずとついてくるように思えます。
なぜ、躊躇するのかは「わからない未来を憂慮しているから」に他なりません。どんな未来も想定し受け入れられた時、エントリーに躊躇することも損切や建値決済することも、あらゆることに躊躇することがなくなるのではないでしょうか。