ユロ円の規律ある値動き、そしてnagatattiさんのいうところの「規律あるトレーダーたれ」ということを考えていた。本当に規律あることが、トレーダーに利益をもたらすのか?また、規律あることが社会に貢献するのか?が頭から離れなかった。
そういう時は、常に別のことに置き換えて考えるようにしている。世の中の本質というものは、あらゆる事象に当てはまると思っている。簡単な例で言えば、成功者はどんな分野であれ共通するものがあるということ。もしイチローと松下幸之助が話したら、おそらく共感できる部分が多いのではないだろうか?私は二人の話に全くついていけないだろうが(>_<)
交通で考えると、規律ある交通とは何か?それは交通ルールを守るということ。それによって、ドライバーと交通全体に貢献しているのか?
交通ルールを守る → ・スムーズな交通の確保 ・交通安全の確保(交通事故の防止効果) ・人や物資の円滑な運搬の確保 など
確かに交通ルールを守ることにより、ドライバーにも交通全体にも、そして社会全体にも恩恵を与えていると言える。
では、交通ルールを守らなかった場合
交通ルールを守らない → ・交通渋滞 ・交通事故の多発 ・輸送の滞留 など
となり、社会全体が不利益を被る。
交通渋滞になっているのに、距離を稼ぐことができるだろうか?揉み合いになっているのに利幅を伸ばすことができるだろうか?規律のない通貨ペアや相場状況では、手を出さなかったり様子見をしたりすることは、どうも理にかなっているのは間違いなさそうだ。
昨日、ビートたけしの「情報7daysニュースキャスター」を観ていると、鹿児島の居酒屋店主が日本では赤字続きだったため、活路を求めてベトナムに店をオープンさせる様を2カ月間に渡って取材したものをやっていた。その店主は60歳を過ぎているにもかかわらず3000万円(うる覚え)の借金をして挑戦したのだ。「夢をなくしたら終わり」と彼は言っていた。
彼はベトナムに出店するのだが、店を建てるのはベトナム人。日本人と同じように勤勉に働くかと言えばそうではないようで、VTRにも仕事をさぼってごろごろしているベトナム人労働者が映し出されていた。店主曰く「彼らに怒ると仕事を辞めて帰っちゃうんですよ~」 お国が違えば国民性も違うのだろうが、それがまかり通る国というのもどうかと思うが。
そして、その店主がその対策を考えた。「褒めて・持ち上げて・おだてて仕事をさせる」という方法だった。結局それでなんとか出店はできたのだが・・・
話がそれそうなので元に戻す。
労働に関して「規律がある」とは、
任された仕事は約束通り期限までにやり遂げる → ・雇い主にも労働者にも利益をもたらす ・社会にも恩恵を与える
日本人とドイツ人は国民性が似ているとよく言われる。
これに関して、やはり「規律」や「秩序」を重んじる点において両国民に共通したところがあるのではないだろうか。両国とも敗戦後急速な復興を遂げたが、似たような国民性があったからこそ成し遂げられたことであろう。
「もうそんな時代じゃないよ」と言われるかもしれない。昨年、GDPで日本は中国に抜かれているし、今後40年でさらにBRICs諸国のいくつかの国に追い抜かれるとも言われている。GDPが多いことが幸福度を測る物差しでもないが、日本人として少し取り残されたようで、もの悲しさを感じる。だが、多くの国が規律ある発展をしてくれることは、世界全体に恩恵をもたらすことなので望ましいことではある。
また、話がそれてしまった。要は、「規律」ある国民性も社会の発展を促しているということである。
2つの事例だけではあるが、規律は我々トレーダーにもマーケットにも利益をもたらすということが言えそうだ。
日本人とドイツ人、国民性が似ているが故に共に全体主義へと暴走したことも忘れてはいけないとは思うが、その関係性と危機回避の方法は今の私にはわからない。